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110件のスライド — 文部科学省

3. 質問調査結果(児童生徒、学校)

「カリキュラム・マネジメント」と「学校運営」との関係

「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実②

「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実①

個別最適な学び・協働的な学び

「社会経済的背景(SES)」×「主体的・対話的で深い学び」×「正答率」の関係

「主体的に・対話的で深い学び」と「児童生徒の挑戦心・自己有用感・幸福感等」との関係

学んだことを生かしながら考えをまとめていた

3. 質問調査結果(児童生徒、学校)

算数・数学における「データを基に数学的な表現を用いて説明する力」について 「データの活用」は、平成29年の学習指導要領改訂において、「社会生活などの様々な場面において、必要 なデータを収集して分析し、その傾向を踏まえて課題を解決したり意思決定をしたりすることが求められてお り、そのような能力を育成するため」(平成28年中央教育審議会答申)、小学校及び中学校を通じた領域と して設けられた。 今回の調査における中学校数学「データの活用」領域の問題では、箱ひげ図の問題が出題された。大問7 (2)では、複数の箱ひげ図を比較して、データの分布の状況について判断した理由を説明することが求めら れたが、正答率は26.4%にとどまっている【p.26】。箱ひげ図の問題は、令和5年度調査においても出題さ れており(正答率は33.9%)、課題が継続していることが明らかになった。 また、今回の小学校算数「データの活用」領域の調査結果に目を向けてみると、折れ線グラフが表すデータ を言葉と数を使って説明することが求められた大問5 (3)では、正答率は44.2%にとどまっている 【p.21】。小学校でも同様に、令和5年度調査においても同種の問題の正答率が56.4%となっており、課題 が継続している。 中学校の段階でデータを基に「判断した理由」を説明できるようにするためには、小学校段階でグラフが表す データを言葉と数を使って表現する力を着実に身に付けさせたい。特に、目的に応じて分類整理された複数の グラフを比べ、見いだしたことを、他者に分かりやすく表現できるようにすることが重要である。つまり、 データの分布に着目して考察し判断したことについて、その理由を根拠を示しながら説明できるようにするこ とが大切である。 各小・中学校においては、これまでの調査結果を振り返るとともに、課題解決に向けて授業改善に取り組むこ とが期待される。例えば、目的に応じて、ICT等を利用してデータを整理し、代表値等を求めたり、適切なグ ラフ等で表したりして、その結果をもとにデータの分布の特徴や傾向を読み取って判断し、表現する活動を取 り入れることが効果的である。また、判断の根拠を明らかにして説明し合う活動を取り入れ、思考の過程や根 拠などを数学的に表現し合ったり、表現されたものを解釈し合ったりすることも考えられる。 27

2. 教科に関する調査結果 (4) 中学校数学 データの活用 R6 分析のポイント③ 複数の集団のデータの分布の傾向を比較して捉え、判断の理由を数学的な表現を用いて説明するこ (課題) と、引き続き課題がある。 具体的な設問例 車型ロボットの進んだ距離について、「速さが段階1から段階5まで、だんだん速くなる傾向にある」と主張することが できる理由を、進んだ距離の分布の5つの箱ひげ図を比較して説明する。 大問7 (2) 7 海斗さんと咲希さんは、安全性を高めるためにセンサーで障害物を 感知して停止させる自動車用ロボットがあることを知り、興味をもたせました。 そこで、車型ロボット用のプログラムによって走らせることのでき 10cmの位置から進んだ距離の分布 る車型ロボットを使って実験をすることにしました。 10cmの位置から進んだ距離 (cm) 違い 段階1 段階2 段階3 段階4 段階5 違い 0 1 2 3 4 5 6 (cm) 5つの箱ひげ図 を比較して傾向 を説明 関連する過去の問題 令和5年度 7 (2) 2つの箱ひげ図の傾向を比較して捉え、 判断の理由を数学的な表現を用いて説明 する。 前ページの箱ひげ図を見ると、一花さんのように「2006年~ 2020年の黄葉日は、1991年~2005年の黄葉日より遅くなっている 傾向にある」と主張することができる。そのように主張することができる 理由を、1991年~2005年と2006年~2020年の2つの箱ひ げ図の箱に注目して説明しなさい。 1961年~ 1975年 1976年~ 1990年 1991年~ 2005年 2006年~ 2020年 2つの箱ひげ図 の箱に着目して 傾向を説明 経過日数(日) 最小値 第1 四分位数 中央値 第3 四分位数 最大値 23 34 41 44 51 36 46 48 51 61 45 49 53 62 72 46 63 64 68 71 解答の分析 速さが段階1から段階5まで、だんだん速くなるにつ れて、箱ひげ図の箱の位置が右側にずれていっている。 (正答の条件) 次の(a)又は(b)について記述しているもの。 (a)箱ひげ図の箱がだんだんと右側にずれていっていること。 (b)第1四分位数と第3四分位数がだんだんと大きくなっている こと。 ・段階1と段階5を比べると約2倍の差がある。 ・段階が遅いと箱ひげ図は3cmより後ろにあるが、 段階が遅いと前方にたまっている。 解答の分析 正答例 1991年~2005年の箱ひげ図箱の位置よりも、2006年~2020年の箱ひ げ図の箱の方が右側にある。したがって、2006年~2020年の黄葉 日は、1991年~2005年の黄葉日より遅くなっている傾向にある。 正答率 33.9% 誤答例 1991年~2005年の最小値よりも、2006年~2020年の最小値の方が 大きいから。 指導改善のポイント 複数の集団のデータの分布に着目し、その傾向を比較して読み取る活動や判断の理由を説明し合う活動を通して、判 断の理由を箱ひげ図の箱の位置や四分位数などを根拠として説明できるようにすることが大切である。 26

2. 教科に関する調査結果 (4) 中学校数学 関 数

2. 教科に関する調査結果

2. 教科に関する調査結果

2. 教科に関する調査結果 (4)中学校数学

2. 教科に関する調査結果

2. 教科に関する調査結果

2. 教科に関する調査結果 (3) 小学校算数 変化と関係 R6 分析のポイント③ 速さの意味について理解することに課題がある。 (課題) 具体的な設問例 自転車で、家から郵便ポストまで分速200m、郵便ポストから図書館までの分速は如何になるかを求める。 大問4 (4) 解答の分析 クロス集計 児童質問調査 × 本設問の正答率 (4) たけるさんは自転車で、家から郵便ポストの前を通って図書館まで行 きました。家から図書館まで、5分間かかりました。 正答 児童質問調査 「算数の授業で学習したことを、普 段の生活の中で活用できないか考えますか」の各選択肢を 選んだ児童の本設問における解答状況 (%) 正答率 分速200m 54.4% 誤答 無解答 誤答例 ①分速400m (24.3%) ②分速1000m (3.1%) 当てはまる (40.1万人) 62.3 35.0 2.6 誤答例の解説 ①速さなど単位量当たりの大きさの意味及 び表し方について理解できていない可能性 があると考えられる。 どちらかといえば、 当てはまる (33.5万人) 50.7 44.6 4.7 ②道のりや時間という数量を適切に用いて 計算できていないことが考えられる。 どちらかといえば、 当てはまらない (14.7万人) 46.8 46.8 6.4 ⇒速さなどの単位量当たりの大きさの意味 や表し方についての理解に課題がある。 ⇒速さの意味に基づい て、速さを単位時間 当たりに移動する長さとして捉え、問題場 面に戻って、その速さが妥当かどうか判断 できるようにすることが大切である。 当てはまらない (6.0万人) 42.9 47.4 9.7 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% この質問に否定的に回答したグループの方が、大問4 (4) の正答率が低く、無解答率も高い。 19

2. 教科に関する調査結果

2. 教科に関する調査結果