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金融庁の取り組み
金融庁は、これまで「事業性評価」に基づく融資や顧客企業向けの「企業ヒアリング・アンケート調査」の実施(「日本型金融排除」の実態把握を含む)や、「金融仲介機能のベンチマーク」(2016年9月策定・公表)等の客観的な指標を活用した自己評価や開示の促進等に取り組んできた。

有価証券運用態勢の高度化やバックヤード業務(事務処理・決済業務等)の共通化・効率化
有価証券運用態勢の高度化やバックヤード業務(事務処理・決済業務等)の共通化・効率化

実施状況の確認に重点を置いてモニタリングを継続
当事務年度においても、こうした取組みの実施状況の確認に重点を置いて、モニタリングを継続する

IPO企業増加と証券会社の審査態勢
さらに、近年、新規株式公開(IPO)を行う企業は増加傾向、図表Ⅲ-4-(4)-7)にあり、これらの企業の中には、AI等、従来見られなかったIT関連技術を用いる企業や、新たなビジネスモデルが含まれているため、そうした企業のIPOにかかる証券会社の引受審査態勢の構築が重要である。

IPOにおける引受審査の品質向上に向けた取組みを促すため
IPOにおいて、業態・業種に応じた引受審査の更なる品質向上に向けた取組みを促すため、証券会社の引受審査の状況についてモニタリングを継続する

証券会社の収益・財務基盤構築の重要性
トレーディング収益や売買委託手数料といったフローの収益を中心とする証券会社は、他の業態と比較して収益や健全性が市場・景気動向の影響をより受けやすいという特性がある。そのため、適切なリスク管理の下、市況等に左右されにくい安定的な収益・財務基盤の構築が重要である。

大手証券会社以外の証券会社全般について、モニタリングを行った結果、特徴的な取組みが見られた
大手証券会社以外の証券会社全般についてみると、規模・業務形態等における多様性を背景に、収益・顧客基盤の強化に向けた取組みは、進捗度合い・内容ともに様々であるが、顧客利益を十分考慮したビジネスモデルを確立していくことが重要であり、そうした観点からモニタリングを行った結果、特徴的な取組みとして、以下のようなものが見られた。

インターネット中心ビジネスのシステムリスク管理
加えて、インターネットを中心としたビジネス展開を行う社については、特にシステムの安定的な稼働が課題であり、システム障害発生の未然防止・発生時の対応を含めたシステムリスク管理態勢の構築が重要である。

変化への対応と顧客本位の業務運営
このほか、IT化に伴う顧客ニーズの変化等、証券会社を取り巻く経営環境が急速かつ大きく変化している中、これに適切かつ迅速に対応していくことが重要であるが、この点、顧客層の世代交代や新たな金融サービスの登場といった環境変化を踏まえると、顧客利益を十分に考慮したビジネスモデルを確立する必要がある。そのため、各社が創意工夫を凝らしつつ、「顧客本位の業務運営」に向けた取組みについて、経営陣による強い関与の下、実質を伴う形で定着させることが重要である。

顧客本位の業務運営を前提とした販売拡充
ゆうちょ銀行では、今後も「顧客本位の業務運営」を前提とした投資信託販売拡充のための方策とその実効性についてフォローアップしていく。 かんぽ生命保険についても、募集品質の向上や保障重視の販売の強化、郵便局の渉外社員の増員といった取組みを通じて、持続的な利益成長を目指している。

信用格付業者への継続的モニタリング方針
信用格付業者について、随時のヒアリング等により、利益相反をはじめとする内部管理状況、各種モデル・ガバナンス態勢及び事業概況等を把握するとともに、海外当局等とのグローバルな連携を通じ、信用格付業者の業務の適切性確保のため、より深度あるモニタリングを継続する。

ゆうちょ銀行の低金利下での経営課題
ゆうちょ銀行においては、低金利環境が継続する中、運用利鞘の縮小により資金利益が減少傾向にある。こうした中、運用の高度化・多様化に取り組んでいるが、日銀当座預金が増加

組織再編の目的と強化内容
金融行政全体を俯瞰し、全庁的な金融行政の戦略立案や総合調整を行う機能を強化するとともに、金融システム全体のリス<0xE3><0x82><0xAF>や業態横断的な課題に対応するため、ブループ<0xE3><0xx83><0xBC>テンスやIT、リスク管理等の専門分野別機能を強化(総合政策局)

具体的な取組を推進
具体的取組(日米経済対話、日EU金融規制・監督協力枠組み、日中金融協力、ミャンマー資本・保険市場支援計画等)を、更に推進していく

組織再編による強化内容
金融機関との継続的な対話を効果的かつ効率的に行うため、各業態ごとのオンサイトモニタリング(検査)とオフサイトモニタリング(監督)を一体化(監督局)
