小規模事業者において、品質管理の徹底および社内ノウハウの蓄積・共有化が、顧客数や利益率の向上、業務効率化に寄与する効果をデータで示した。
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【重要な取組2-④】品質管理は顧客獲得につながる。社内ノウハウの蓄積・共有化による円滑な業務遂行も重要。 経営リテラシー 【運営管理】 ① 品質管理(業務に使う設備等の点検や、製品・商品の出荷前/提供前のチェックなど)に取り組むことで、顧客数の増加・離反防止や営業利益率の向上につながる傾向が見られる。 ② マニュアルや手順書の整備など、社内ノウハウを蓄積・共有化することは、業務の属人化を防止し、円滑な業務遂行や品質の安定化に有効。 図1 品質管理への取組と顧客数・利益率との関連性 (1) 顧客数の傾向 取り組んでいる (n=6,653) 38.1% 33.7% 28.2% 取り組んでいない (n=2,951) 24.5% 38.3% 37.1% (2) 営業利益率の傾向 取り組んでいる (n=6,653) 39.4% 22.6% 38.0% 取り組んでいない (n=2,951) 28.8% 28.6% 42.6% 図2 社内ノウハウの蓄積・共有化の取組と効果 (1) 社内ノウハウを蓄積・共有化する上で、有効だった取組 マニュアルや手順書の整備 39.1% 社員同士の交流機会の提供 35.9% 社内勉強会・研修の実施 28.7% OJTの提供 23.6% 事例等のデータベース化 14.7% (2) 社内ノウハウの蓄積・共有化により得られた効果 担当者不在時でも業務が滞りなく遂行できるようになった 43.6% 業務の引継ぎが円滑に行えるようになった 31.9% 製品・商品・サービスの品質が安定した 31.2% 業務負担が平準化され、働きやすさが向上した 21.7% 業務効率が向上し、時間的・人的コストが削減された 18.2% 資料:(同)デロイトトーマツ「令和7年度小規模事業者の経営課題と事業活動に関する調査」(注)1.小規模事業者の回答を集計している。2.(図1)顧客数、営業利益率は3期前と比較した傾向を問いたもの。「3期前は事業を開始していない」と回答した事業者は除く。3.(図2)複数回答のため、合計は必ずしも100%にならない。4.(図2)業務上のノウハウ(技術・知識・経験)が特定の従業員に依存しないよう、組織としてノウハウの蓄積・共有化に取り組んでいるかについて、「大いに取り組んでいる」、「ある程度取り組んでいる」と回答した事業者に聞いたもの。回答割合が高い順に上位5つを表示。 30