生物多様性の損失という国際的課題に対し、我が国の農林水産業における保全の重要性と、2030年ネイチャーポジティブ達成に向けた国際的な目標および行動指針を示す。
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生物多様性保全と農林水産業との関係 ○ 世界的に生物多様性の損失が進んでいる中で、生物多様性に関する新たな国際目標の達成に向けた対応が急務。 ○ 我が国の国土の77%は森林・耕地であり、生物多様性の保全は持続可能な社会の実現のみならず、自然の恵みを享受する食料・農林水産業にとっても、きわめて重要な課題。 ■生物多様性の損失 ・複数のシナリオによる分析の結果、生物種と生息地の減少が続くことが予想。 ・その要因は気候変動、都市化などであり、特に東南アジア、北東アジア、南アジアでは農業の影響が大きいと分析。 アジア・オセアニア地域における生物多様性の損失 出典:IPBES 「生物多様性及び生態系サービスに関する地域・準地域別評価報告書:アジア・オセアニア地域」 ■日本の森林・耕地面積 出典:2022年3月森林資源の現況「森林資源現況総括表」 2025年7月国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調査」 作物統計調査「令和6年度耕地及び作付面積統計」 森林面積+耕地面積 2.927万ha(77%) 耕地面積 427万ha(11%) 森林面積 2,500万ha(66%) 国土面積 3,780万ha(100%) ※昆明・モンリオール生物多様性枠組 ・2022年12月の生物多様性条約(CBD)第15回締約国会議(COP15)において、2030年に向けた世界目標「昆明・モンリオール生物多様性枠組」(KMGBF)が採択。 2030年ミッション 生物多様性の損失を止め反転させ回復軌道に乗せる(ネイチャーポジティブ)ための緊急な行動をとる 40