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A.2017年の60歳以上のスマホ等による購入割合は14.6%。
内閣府の2017年の調査によると、購入に用いた機器として主にスマートフォンやタブレット等を利用した60歳以上の割合は14.6%です。高齢層におけるモバイル端末を通じた購買行動の普及状況を示す数値です。
出典: 内閣府『平成30年度 経済財政白書(全体版)』2018年8月公表
60歳以上のスマホ等による購入割合
14.6%
購入に用いた機器として主にスマートフォン・タブレット等を利用した60歳以上の割合は14.6%
第1章 景気回復の現状と課題 ●高齢者世帯も他の年齢層と同程度のネット支出金額 これまではネット利用者と非利用者の対比で消費状況の分析を行ってきたが、最後に、ネット利用者にのみ限ってみた際にどのような特徴があるのかについて整理しておきたい。 第1-3-4図(1)は、世帯主の年齢階級別に2015~2017年におけるネットを利用した消費額についてみたものである。第1-3-2図で指摘したように、ネット利用の有無には年齢が大きく影響しているため、全世帯の平均でみると世帯主の年齢が60歳以上になると支出金額が減少していくことがわかる。一方、ネットを使った消費を行った世帯の中での平均をとると、1か月の平均で39歳以下は約2.6万円、40代は約2.8万円、50代は約3.3万円と徐々に増加していき、60歳以上の支出金額では50代の支出金額と概ね同程度の3万円台となっている。ネット利用の有無については年齢による影響が非常に大きいが、使っている世帯のみに限定すると、高齢者世帯でも他の世帯と同程度かそれ以上の金額を支出していることがわかる。 ただし、上記は世帯単位でみたものであるため、世帯主が高齢者であっても、他の若い世帯員等がネット消費を行っている可能性が考えられる。そこで、世帯主本人のみがネット利用により使用した金額を、ネット購入の際に主に使用した機器別(パソコン、スマートフォン・タブレット等)にみたのが第1-3-4図(2)である51。これをみると、相対的に高齢である世帯主がネット利用により使った金額は、その他の年齢の世帯主が使う金額と同程度か、それ以上である。 主に使用した機器別では、60歳以上の世帯主を除き、パソコンによる使用金額の方がスマートフォン・タブレット等の金額より高くなる傾向があり、より高額な商品を購入する際には、パソコンが利用されていることがうかがえる。また、最も多く購入に用いた機器については、年齢による差が非常に大きく(第1-3-4図(3))、39歳以下では約55%の世帯主が主にスマートフォン・タブレット等を利用したと回答しているが、同割合は世帯主の年齢上昇とともに減少していき、60歳以上の世帯主では14.6%となっている。 年齢が若い世代ではネットショッピングの利用割合が高いが、主にスマートフォン等を利用して、比較的少額の消費活動を行っている傾向がある。年齢が高くなるにつれ、ネットショッピングの利用割合は減少していくが、利用している人や世帯に限れば、主にパソコンを利用して、若い年代以上に消費支出をしている様子がみられる。今後、高齢者のITスキルの向上や、ITスキルを職場等でも使ってきた現役世代の高齢化が進めば、高齢者世帯でもオンライン利用率が上昇し、インターネットを利用した消費活動がより増加していく可能性が考えられる。 注 (51) サンプル数の関係から60~69歳と70歳以上の世帯主については統合して計算している。 96