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A.2021年に入り、国内企業物価に上昇がみられている
出典: 内閣府『令和3年度 経済財政白書(全体版)』2021年8月公表
2021年に入り、国内企業物価に上昇がみられている
第2節 需給変動による雇用、物価、金融の動き ●市況品を中心に価格上昇はみられるものの、業種により価格転嫁の程度には違いがみられる 次に、物価動向について確認しよう。まず、海外からの輸入物価は、2021年に入り、大幅に上昇している。これは、2020年前半には大幅に下落していた原油価格が、世界的な経済活動の再開に伴って需要が増加し、上昇したことによる。こうした動きは、石油・石炭・天然ガス、金属等の資源価格にもみられる(第1-2-5図(1))。国内企業物価をみても、このような市況の動向を反映し、石油・石炭製品や非鉄金属、また化学製品のプラス寄与を背景に、2021年に入り、上昇がみられている(第1-2-5図(2))。 他方、企業向けサービス価格については、2020年夏以降の経済活動再開に伴う内需の持ち直しを背景に持ち直しがみられ、2021年に入ってからは、特に前年大きくマイナスに寄与した広告や不動産が、プラスに転じている。また、人件費要因が影響しやすい諸サービスについてもプラスに寄与している(第1-2-5図(3))。 第1-2-5図 輸入物価・企業物価・企業向けサービス価格の動向 市況品を中心に価格上昇がみられ、輸入物価や国内企業物価は上昇 (1) 輸入物価の推移(寄与度分解) (前年同月比寄与度、%) 30 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 6 (月) 2018 19 20 21 (年) 石油・石炭・天然ガス 総平均(折線) その他 金属・同製品 電気・電子機器 化学製品 飲食料品・食料用農水産物 (2) 国内企業物価の推移(寄与度分解) (前年同月比寄与度、%) 6.0 4.0 2.0 0.0 -2.0 -4.0 -6.0 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 6 (月) 2018 19 20 21 (年) その他 鉄鋼 総平均(折線) 非鉄金属 電力・都市ガス・水道 石油・石炭製品 化学製品 45 第1章