中小企業における輸出活動の実態と効果を分析し、直接輸出を行う企業が付加価値額の向上に寄与していること、および効果的な輸出推進にはパートナーシップや展示会活用が重要であることを示す。
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【動向・業況⑧】 輸出に取り組む中小企業は、付加価値額の増加率が大きい。 国際展開 ① 直接輸出に取り組む中小企業は、取り組んでいない中小企業と比べて付加価値額の増加率が大きい傾向が見られる。 ② 輸出の効果を高める取組として、現地パートナーとの連携、展示会・商談会への参加などが挙げられる。 図1 直接輸出企業割合の推移(企業規模別) 40% 30% 20% 10% 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 中小企業 大企業 (年度) 28.6% 21.0% 図3 付加価値額の増加率(中央値、輸出の取組状況別) 直接輸出に取り組んだ (n=856) 輸出に取り組んでいない (n=10,113) 0 5 10 15 20 25 (%) 23.0 18.7 図2 中小企業の直接輸出先地域の推移 100% 80% 60% 40% 20% 0% 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 (年度) 中国(香港含む) その他アジア 中東 ヨーロッパ 北米 その他 7.9% 15.7% 11.6% 40.1% 23.7% 図4 輸出の効果を高める取組 現地パートナーとの連携 41.2% 展示会・商談会への参加 23.6% 海外の市場調査 21.2% 製品・商品・サービスの現地最適化 17.6% 専門人材の採用・育成 10.0% 輸出戦略の策定 9.5% ブランドイメージの具体化 7.9% 外部専門家等の活用 7.8% SNS・デジタル広告の運用 4.9% その他 6.4% 特にない 25.2% (n=1,668) 0% 10% 20% 30% 40% 50% (図1) (図2) 資料:経済産業省「企業活動基本調査」再編加工 (注) 1.直接輸出額が1百万円以上の企業を「輸出実績がある」として集計している。2.ここでの企業規模は、中小企業基本法上の定義に基づく。(図3) (図4) 資料:(株)帝国データバンク「令和7年度中小企業の経営課題と事業活動に関する調査」(注) 1. (図3) 「直接輸出に取り組んだ」は、2019年以降に直接輸出に取り組んだ事業者。付加価値額の増加率は、2024年と2019年を比較したもの。2. (図4) 2019年以降の輸出の取組状況について、「直接輸出に取り組んだ」、「間接輸出に取り組んだ」と回答した事業者に聞いたもの。複数回答のため、合計は必ずしも100%にならない。 46