中小企業における「日常の相談相手」の有無を業種・従業員規模別に分析し、規模が大きくなるほど相談相手を持つ傾向があることを示した。
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第3部 中小企業・小規模事業者と支援機関 第4節 日常の相談相手の活用 第3節では、個別の経営課題を解決するために、公的支援メニューや支援機関が利活用される中、支援メニューや支援機関を認知するルートとして「日常の経営に関する相談相手11(以下、「日常の相談相手」という。)」が重要な役割を果たしていることを示した。これらの存在は、支援メニューや支援機関を紹介する役割のみならず、経営上の様々な場面においても、重要な役割を果たしている可能性が考えられる。そこで、本節では、「日常の相談相手」に着目し、その実態や有用性を明らかにしていく。 1 日常の相談相手の実態 第3-2-51図は、業種別及び従業員規模別に見た、日常の相談相手の有無を示したものである。従業員規模が大きくなるほど、日常の相談相手を有する傾向が見て取れる。一方、雇用の無い者においては、製造業では約5割、非製造業では約4割が日常の相談相手を有していないことが分かる。 第3-2-51図 日常の相談相手の有無(従業員階級、業種別) 製造業 0人 51.9% 48.1% 1~5人 64.5% 35.5% 6~20人 72.2% 27.8% 21~50人 77.2% 22.8% 51~100人 78.9% 21.1% 101~300人 86.9% 13.1% 301人以上 76.2% 23.8% 非製造業 0人 56.0% 44.0% 1~5人 64.0% 36.0% 6~20人 74.5% 25.5% 21~50人 80.2% 19.8% 51~100人 80.3% 19.7% 101~300人 78.6% 21.4% 301人以上 84.4% 15.6% 0% 100% 0% 100% いる いない 資料:(株)野村総合研究所「中小企業の経営課題と公的支援ニーズに関するアンケート」 (注)各回答数(n)は以下のとおり。〔製造業〕0人:n=27、1~5人:n=293、6~20人:n=697、21~50人:n=712、51~100人:n=304、101~300人:n=183、301人以上:n=21。〔非製造業〕0人:n=100、1~5人:n=628、6~20人:n=675、21~50人:n=415、51~100人:n=173、101~300人:n=103、301人以上:n=32。 11 日常の経営に関する相談相手とは、必要に応じてコミュニケーションを取ることができ、専門的な内容に限らず、ざっくばらんな企業経営や事業運営に関する話題を持ち掛けることができる者のことをいう。 小規模企業白書 2020 Ⅲ-83