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A.2022年の2022年度の日本の物価上昇率目標は2%。
経済産業省の2022年のデータによると、日本は物価上昇率目標の2%実現に向けて緩和方針を維持しています。この目標値は2%と設定されており、政府が目指す経済指標のターゲットとなっています。
出典: 経済産業省『通商白書2022(全体版)』2022年6月公表
先進国の金融政策正常化に伴う新興国経済への影響 第3節 -1-3-4 図)。ベトナムは完全な変動相場制とは異なる 46 ため一律に比較できないものの、主要新興国は通貨 安傾向となっており、特にインドネシアルピア、アル ゼンチンペソ、トルコリラ、ブラジルレアルの下落の 大きさが目立つ。 第 I-1-3-4 図 新興国通貨の為替レートの推移(2013年テーパータン トラム) (指数 2013年5月22日=100) 105 100 95 90 85 80 75 2013/5/22 2013/7/22 2013/9/22 2013/11/22 資料:Refinitiv から作成。 (3) 米国以外の主要先進国の金融政策正常化の動 き 米国だけではなく、他の先進国でも金融政策正常化 の動きが広がっている。 欧州では、欧州中央銀行(ECB)が2022年4月の 会合で、景気刺激の観点から2014年6月以降 0.00% としている政策金利(主要リファイナンス・オペ金利) を据え置く一方で、3月の会合で決定した量的緩和 政策の縮小を続けることを決定した。資産購入プログ ラム(APP)による債券購入の終了時期は明言せず、 6月の会合で協議することを再確認し、量的緩和を 終了した後、徐々に政策金利を引き上げる方針が示さ れた。 英国では、中央銀行であるイングランド銀行(BOE) が、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年3 月に政策金利を0.1%まで引き下げていたが、その後 の加速するインフレへの対策として、2021年12月、 同年2月、同年3月、同年5月と4会合連続で政 策金利を引き上げて1.00%とした。同年2月の会合で は、量的引き締めの着手についても全会一致で決定して いる。先進国主要中央銀行の中で、政策金利引上げに 踏み切ったのはBOEが最も早かった。 カナダでは、カナダ銀行が2020年3月に政策金利を 0.25%まで引き下げていたが、コロナ禍からの回復に加 え、インフレ圧力が一段と高まっていたことから、2022 年3月、同年4月と2会合連続で政策金利を引き上げ 1.0%とし、同時に量的引き締めの開始も決定した。 他方、日本では、景気回復を目的として2016年1 月からのマイナス金利となっているが、物価上昇率目 標の2%実現に向け、引き続き現在の金融緩和方針を 維持する姿勢を示している。 長期金利の指標となる10年国債利回りの推移を見 ると、金融正常化の動きや物価上昇率の高まりを受け て大きく上昇しており、米国、カナダでは3%に到達 する勢いとなっている。ユーロ圏の長期金利指標とな るドイツ10年国債では、マイナスとなっていた利回 りが、2年ぶりにプラスとなり、2022年2月には日本 を上回った。日本では、10年国債利回りの上昇幅は 小さいものの、欧米の利回りの上昇に押される形で上昇 しており、2016年以来の高水準となっている(第I -1-3-5図)。 第 I-1-3-5 図 先進国の政策金利と国債利回りの推移 政策金利 10年国債利回り (%) 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 -0.5 2020/1/1 2020/3/1 2020/5/1 2020/7/1 2020/9/1 2020/11/1 2021/1/1 2021/5/1 2021/7/1 2021/9/1 2021/11/1 2022/1/1 2022/3/1 2022/5/1 (%) 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 -0.5 -1.0 2020/1/3 2020/3/3 2020/5/3 2020/7/3 2020/9/3 2020/11/3 2021/1/3 2021/3/3 2021/5/3 2021/7/3 2021/9/3 2021/11/3 2022/1/3 2022/3/3 資料:Refinitiv から作成。 46 ベトナムの為替制度は、管理フロート制が採用され、為替変動幅が大きくならないようにベトナム中央銀行により管理される。 通商白書 2022 59