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A.資料:UNCTAD「World Investment Report 2020」から作成。
本統計の資料はUNCTAD「World Investment Report 2020」から作成された。
出典: 経済産業省『通商白書2021』2021年6月公表
資料ソース
資料:UNCTAD「World Investment Report 2020」から作成。
第1章 我が国を巡る経済情勢と今後の通商を巡るトレンド 実際に、2020年には世界の輸出金額は減少したものの、新型コロナウイルスの感染拡大によって貿易額が影響を受けた可能性がある医療品目やステイホーム関連の品目に絞って見ると、それらが世界輸出金額に占める割合は増加している(第I-1-1-14図、医療品目とステイホーム品目の詳細は同図の備考2及び3を参照)。医療分野の輸出抑制策を導入している国数が高止まっていることを上述で指摘したが、ここで取り上げた医療品目とステイホーム品目は世界輸出額の下支えになっていることが示されている。 第I-1-1-14図 世界の財輸出金額と医療品目・ステイホーム品目のシェア (%) (兆ドル) 7 21 6 20 5 19 4 18 3 17 2 16 1 15 0 14 2016 2017 2018 2019 2020 医療品目シェア ステイホーム品目シェア 備考1:世界の財輸出金額はWTOによる実績値で、医療品目とステイホーム品目のシェアはUN Comtradeの統計に基づいている。UN Comtradeの統計は2020年分の統計を2021年5月時点で報告している国ベースで集計しており今後の集計次第で変化し得る。 備考2:「医療品目」には以下の品目が含まれている。HS2941:抗生物質、HS3002:免疫産品及びワクチン、HS3003-HS3004:医薬品、HS340111:石鹸等、HS340120:石鹸(その他の形状)、HS340130:石鹸(液状またはクリーム状)、HS340119:ウェットティッシュ、HS340211-HS340219:有機界面活性剤、HS340220:ハンドサニタイザー、HS340290:調整界面活性剤等、HS380894:消毒剤、HS392620:プラスチック製手袋、HS621010:フェルトまたは不織布製衣類、HS630790:その他の繊維製品、HS842139:気体の濾過器及び清浄器、HS900490:保護用めがね等、HS901819:診断用電気機器等、HS901920:酸素吸入器等、HS902000:呼吸用機器、HS902519:温度計及びパイロメーター。 備考3:「ステイホーム品目」には以下の品目が含まれている。HS8471:パソコン等、HS851830:マイク・ヘッドホン・イヤホン、HS852852:パソコン用モニター、HS852862:パソコン用プロジェクター、HS950450:ビデオゲーム用コンソール。 資料:WTO、UN Comtradeから作成。 があるものの、各国政府が実施している信用保証等の企業金融支援や、インフラ・デジタル投資の促進といったマクロ的な経済対策を通じて、企業の生産体制が整備され、企業の設備投資も回復していくと見られる。 第I-1-1-15図 世界の業種別製造業生産 (2019年1月=100) 110 100 90 80 70 60 50 40 30 20 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2020 2020 全業種計 金属 機械 電子 自動車 航空 繊維 備考1:季節調整値。 備考2:中国は含まれていない。 資料:IMF「World Economic Outlook April 2021」から作成。 2020年の財貿易量の減少と同様に、新型コロナウイルスのショックは経済見通しを不透明にし、直接投資にも影響を与えた。具体的には、下記(第I-1-1-16図)は国連貿易開発会議(United Nations Conference on Trade and Development:UNCTAD)が公表している対内直接投資フローであり、それによると2020年の世界の対内直接投資フローは9,200億ドルから1兆800億ドルと2005年以来の低水準になったと予測されている。 第I-1-1-16図 世界の対内直接投資フロー (兆ドル) 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 世界の対内直接投資フロー 備考:2020年の網掛部分は予測値の範囲であるため数値が二つ示されている。 資料:UNCTAD「World Investment Report 2020」から作成。 世界の製造業生産も回復に向かっており、それが企業の設備投資の回復を後押ししていくと考えられる。下記(第I-1-1-15図)は世界の製造業生産の水準を産業別に示したものである。それによると世界の製造業生産は2020年前半に大きく落ち込んだものの、その後は回復に転じ、足下では新型コロナウイルスの感染拡大前の水準を取り戻している。回復が速い業種(電子や自動車...