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A.2021年の中国の工業生産(一般機械)の2021年成長率は12.4%。
出典: 経済産業省『通商白書2022(全体版)』2022年6月公表
12.4%
中国の工業生産(一般機械)の2021年成長率
中国経済の動向 第4節 第I-2-4-5図 中国の主要月次統計指標の推移 (%) 70 60 50 40 30 20 10 0 -10 -20 -30 (工業生産) (固定資産投資) (小売売上高) (輸出) (輸入) 前年同月比 コロナショック前からの 年平均伸び率 2020 2021 2022 2020 2021 2022 2020 2021 2022 2020 2021 2022 2020 2021 2022 備考:コロナショック前の2019年同月からの年平均成長率をあわせて表示。年平均は複利ベース。工業生産、固定資産投資、小売売上高は統計局の公表値。輸出入については過去の公表値から試算。なお、前年同月比の点線部は2022年1-2月及び3月。資料:中国国家統計局、中国海関総署、CEIC databaseから作成。 第I部 第2章 投資、小売売上高は相対的に低い伸びにとどまっているのに対して、輸出入は相対的に高い伸びで推移している。2022年に入ってからは、政府の景気支援策の結果、1-2月の工業生産、固定資産投資、小売売上高は加速の動きが見られるが、3月から国内における感染症拡大に伴う規制のため減速に向かっている。特に感染症の影響を受けやすい小売売上高は3月にマイナスに転じている。これら指標の詳細を見ていく。 まず、工業生産は、2021年暦年合計で9.6%と2桁近い伸びを記録し、反動増の影響を除去するため2019年からの年平均伸び率で見ても6.1%と2019年実績の5.7%を上回ったが、月次の推移を見ると次第に減速してきている様子がうかがえる(第I-2-4-6図)。特に全国的に電力不足が問題となった9月は落ち込んでおり、その後は電力不足が解消されつつあるも緩やかな回復にとどまっている。2019年からの年平均伸び率で見ても同じ傾向が見てとれる。2022年に入ると、政府の景気支援策を受けて1-2月は加速するが、3月半ばから、感染症の拡大のため、長春、深圳、上海等が次々に事実上の都市封鎖となり、物流が混乱したほか、労働者が出勤できず工場の稼働率低下などが見られた。 業種別には、コロナ禍で需要が高まっている医薬品、電子・通信機器が年間を通じて高い伸びを示す一方、暦年合計では反動増から高い伸びとなったものの、月次では減速が目立つ業種も多い(第I-2-4-7表)。例えば、環境・エネルギー制約から、電力消費の多いセメントなど窯業土石、鉄鋼、非鉄金属は減速しており、半導体不足から自動車は年後半にマイナスに転じた。 第I-2-4-6図 中国の工業生産の推移 (%) 15 10 5 0 -5 2019 +5.7% → 2020 +2.8% → 2021 +9.6% (+6.1%) 前年同月比 2019年からの 年平均成長率 2018 2019 2020 2021 2022 備考:()内は2019年からの2年間の年平均伸び率。複利ベース。資料:中国国家統計局、CEIC databaseから作成。 第I-2-4-7表 中国の工業生産(業種内訳) (単位:%) 2019 2020 2021 2年平均 2022 1-3月 工業全体 5.7 2.8 9.6 6.1 6.5 食品 5.3 1.5 8.0 4.7 6.0 化学 4.7 3.4 7.7 5.5 4.7 医薬品 6.6 5.9 24.8 15.0 11.8 窯業土石 8.9 2.8 8.0 5.4 1.4 鉄鋼 9.9 6.7 12.4 3.9 -2.4 非鉄金属 9.2 2.5 3.9 3.2 5.1 一般機械 4.3 5.1 12.4 8.7 2.6 電子・通信機器 9.3 7.7 15.7 11.6 12.7 自動車 1.8 6.6 5.5 6.0 4.0 備考:2年平均は工業全体は統計局公表値、業種別は過去の公表値から試算。資料:中国国家統計局、CEIC databaseから作成。 通商白書 2022 161