資料1
特定小型原動機付自転車の概要について
経緯
○ 「規制改革推進に関する答申」(令和2年7月2日規制改革推進会議決定)
・
いわゆる電動キックボードに関し、歩行者を含む様々な交通主体の安全性及び快適性を十分に確保することに留意しつつ、走行場所
や車両保安基準について検証するための新事業を行うこと
・
さらに、新事業の結果を踏まえ、運転者の要件や、安全確保措置、車両の区分等の交通ルールの在り方について、制度見直しの要否
を含め検討すること
○
「成長戦略実行計画」(令和3年6月18日閣議決定)
電動キックボードの公道での走行について、実証事業の結果を踏まえ、関連する制度を見直す。
令和4年4月、特定小型原動機付自転車に関する規定の整備等を内容とする改正道路交通法が成立(令和5年7月1日施行)
交通ルールの概要
○ 構造上の最高速度が時速20km以下
○ 16歳以上の者が運転免許なしで運転可能
○ 乗車用ヘルメットの着用は努力義務
○ ナンバープレートの表示義務
○ 自動車損害賠償保険の加入義務
○ 車道の左側端を通行しなければならない。
ただし、 時速6キロメートルを超えて加速することがで
きない構造であること等の基準を満たす特例特定小型原動
機付自転車に限り、「普通自転車等及び歩行者等専用」の
道路標識等が設置されている歩道を通行することができる。
普通自転車等及び
歩行者等専用
1
特定小型原動機付自転車関連事故の発生状況
○
(件)
事故件数の推移については季節的な変動が見られる。
特定小型原動機付自転車による死亡・重傷事故
(キロ) (台)
(件)
区分
25,000
23,220
4,325,498
22,500
100
20,000
80
17,500
70
2,850,397
60
15,000
12,500
39
10,000
7,500
2,500
7,662
8
22
23
19
11
11
18
14 16
22
26
38
29
40
35
33
31
28
25
22
事故件数
死傷者数
死者数
重傷者数
死亡重傷率
338
351
1
34
10.0%
18
20
10
3月
2月
令和7年1月
12月
11月
10月
9月
8月
7月
6月
5月
4月
3月
2月
令和6年1月
12月
11月
10月
9月
8月
0
事故件数
※ 令和6年中の自転車関連事故の死亡重傷率は10.4%
(死傷者数69,252人中、死者328人、重傷者6,856人)
30
0
令和5年7月
相手当事者
(令和6年)
50
1427017
5,000
●特定小型原動機付自転車関連事故の死亡重傷率
90
稼働台数
※ 令和5年7月1日に特定小型原動機付自転車の制度が施行
※ 令和7年中の数値は4月22日時点の暫定値
※ グラフ中の稼働台数及び走行距離は国内大手シェアリング事業者2社の数値の合計
●特定小型原動機付自転車による死亡事故
(令和6年8月発生:沖縄県警察)
令和6年8月、沖縄県内において、男性(当時
60歳代)がレンタルした特定小型原動機付自転車
(※1)を運転中、転倒して(ヘルメット非着用(※
2))死亡したもの。
※1 車両は自転車型。
※2 当該レンタル店舗では当時車体を貸出す際にヘルメッ
トを無償で貸出していた。
【参考】
・ 国内大手シェアリング事業者1社のアプリダウンロード数(累計)は2,445,247件(R6.3)
から4,341,931件(R7.2)に増加
・ 特定小型原動機付自転車の保有台数(総務省調べ)は22,321台(R6.4.1)
2
特定小型原動機付自転車関連事故の用途別・発生場所別の発生状況 (令和6年)
○ 特定小型原動機付自転車の事故は、用途別ではレンタル車両が9割、発生場所別では東京が7割超。
【発生場所別】
【用途別】
その他 34件
(10%)
東京以外, 94件
(28%)
レンタル 304件
(90%)
東京, 244件
(72%)
【338件】
※【自転車関連事故用途別】
レンタル: 521件(0.8%)
そ の 他 : 67,010件(99.2%)
【338件】
※【自転車関連事故発生場所別】
東
京:13,773件(20.4%)
東京以外 :53,758件(79.6%)
3
特定小型原動機付自転車関連事故の相手当事者別の発生状況(令和6年)
○ 自転車関連事故と比較して、単独事故・対自転車事故・対歩行者事故の割合が高い。
【特定小型原動機付自転車関連事故の相手当事者別】
【自転車関連事故の相手当事者別】
相手方不明, 5件, 1%
二輪, 13件, 4%
二輪, 2903件(4%)
特定小型原付, 54件
(0.08%)
自転車, 2938件(5%)
その他, 6件(0.01%)
相手方不明, 1570件
(2%)
歩行者, 3043件(5%)
歩行者, 52件, 15%
四輪, 114件(34%)
単独事故, 5493件(8%)
自転車, 54件, 16%
四輪, 51524件
(76%)
単独事故, 100件(30%)
【338件】
【67,531件】
4
【参考】当事者別関連事故死傷者数
〇特定小型原動機付自転車関連事故死傷者数(令和6年)
特定小型原付
死傷者数
〇自転車関連事故死傷者数(令和6年)
特定小型原付以外
自転車
238
110
死者数
1
0
重傷者数
27
軽傷者数
210
死傷者数
64,427
3,710
死者数
324
4
7
重傷者数
6,341
466
103
軽傷者数
57,762
3,240
〇第一種原付及び第二種原付関連事故死傷者数(令和6年)
第一種・第二種原付
死傷者数
〇小型二輪及び軽二輪関連事故死傷者数(令和6年)
小型二輪・軽二輪
第一種・第二種原付以外
25,695
5,203
死者数
212
13
重傷者数
4,285
軽傷者数
21,198
死傷者数
死傷者数
小型二輪・軽二輪以外
10,703
1,721
死者数
263
14
492
重傷者数
2,086
234
4,698
軽傷者数
8,354
1,473
それぞれの車両区分が第1当事者又は第2当事者となった事故に
おける第1当事者及び第2当事者の死傷者を計上
※
〇自動車関連事故死傷者数(令和6年)
自動車
自転車以外
自動車以外
147,631
115,451
死者数
658
1,405
重傷者数
4,958
16,788
軽傷者数
142,015
97,258
5
特定小型原動機付自転車関連事故(対四輪・対自転車・対歩行者)の事故類型別の発生状況(令和6年)
○ 対四輪事故と対自転車事故では出会い頭の事故が多い。
○ 対歩行者事故は横断中の事故が半数以上を占める。
【特定小型原動機付自転車の対四輪事故
の事故類型】
【特定小型原動機付自転車の対自転車事故
の事故類型】
その他, 3件(6%)
右折時, 6件
(5%)
その他, 12件
(11%)
路上停止中, 1件(2%)
その他, 4件
(8%)
右折時,
4件(7%)
左折時, 3件(6%)
対面通行中, 6件
(11%)
追突, 7件(6%)
追越追抜時, 15件
(13%)
出会い頭, 52件
(46%)
【特定小型原動機付自転車の対歩行者事故
の事故類型】
横断歩道横断中,
14件(27%)
正面衝突, 5件(9%)
出会い頭, 33件(61%)
背面通行中, 12件
(23%)
追越追抜時, 6件(11%)
横断中その他, 12件
(23%)
横断中:計29件
左折時, 22件(19%)
【114件】
【54件】
横断歩道付近横断
中, 3件(6%)
【52件】
6
特定小型原動機付自転車関連事故の飲酒事故の発生状況(令和6年)
○ 特定小型原動機付自転車関連事故全体(338件)のうち、特定小型原動機付自転車の運転者による飲酒事故は51件
(15.1%)発生(自転車:0.6%、一般原付:0.5%)。
○ 発生時間帯別では、0時台から5時台が約7割を占める。
【飲酒の有無別】
【発生時間帯別】
調査不能
6件 (1.8%)
飲酒あり
51件
(15.1%)
18 時台~23時台 10件
(19.6%)
12時台~17時台 1件
(2.0%)
6時台~11時台
5件(9.8%)
0時台~5時台35件
(68.6%)
飲酒なし
281件 (83.1%)
【338件】
【51件】
7
特定小型原動機付自転車の交通違反の取締り等の推進
○ 改正道路交通法により、特定小型原動機付自転車による違反の多くは交通反則通告制度の対象とされた。
→ 悪質・危険な違反行為や交通事故等の実態を踏まえた取締りや広報啓発を強化。
特定小型原動機付自転車の交通違反の検挙状況
○
令和6年中の検挙件数を違反類型別で見ると、通行区分違反が6割を占め、次いで、信号無視が24%を占める。
<検挙件数の推移>
(件)
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
<検挙件数(違反類型別)【令和6年】>
歩行者妨害
41,246
その他3,209件(8%)
928件(2%)
通行区分
一時不停止
信号無視
2,643件
一時不停止
(6%)
歩行者妨害
その他
7,130
信号無視
1,807
1,798
9,838件
R4
R5(1~6月)
R5(7~12月)
R6
(24%)
※ いわゆる「電動キックボード」については、令和5年7月に施行された改正道
路交通法により、構造上の最高速度が20km/h以下であるなどの一定の要件を
満たすものが「特定小型原動機付自転車」と規定された。
通行区分
24,628件
(60%)
※「その他」は、定
員外乗車が891件、
確認標章取付けが
473件、酒気帯び運
転が378件等。
【41,246件】
警察による広報啓発事例
○ 特定小型原動機自転車やその基本的な交通ルールについての動画を作成し、
警察庁YouTubeやSNS等を活用して広報を実施。
○
特定小型原動機自転車の交通ルールについてのリーフレットを作成し、広報を実施。
<広報啓発コンテンツ例>
(左:リーフレット、上:動画)
8
関係事業者と連携した交通安全対策の推進状況
道路交通法の規定
第108条の32の4 特定小型原動機付自転車を販売し、又は貸し渡すことを業とする者は、当該特定小型原
動機付自転車の購入者又は利用者に対し、交通安全教育指針に従つて特定小型原動機付自転車の安全な運
転を確保するために必要な交通安全教育を行うように努めなければならない。
パーソナルモビリティ安全利用官民協議会(令和4年2月設置)
○ 警察庁をはじめとする関係省庁、販売事業者、シェアリング事業者、プラットフォーム提供事業者等か
らなるパーソナルモビリティ安全利用官民協議会を設置し、令和7年3月までに計11回開催。
○ 令和5年3月、「特定小型原動機付自転車の安全な利用を促進するための関係事業者ガイドライン」を
策定。以降、会議において対策の取組状況をフォローアップ。
販売事業者が
取り組むべき交通安全対策
○ 購入者に対する交通ルール等の周知
⇒ 購入者に対する交通ルールテストの
実施や動画の視聴を必須化
○ 保安基準に適合した車体の販売
シェアリング事業者が
取り組むべき交通安全対策
プラットフォーム提供事業者が
取り組むべき交通安全対策
○ 利用者に対する交通ルール等の周知
⇒ 交通ルールテストに満点でなければ
利用できない仕組みを構築
○ プラットフォームを利用する販売
○ 乗車用ヘルメット着用の促進
⇒ 販売事業者において購入者の年齢
確認を実施することや国土交通省に
おける性能等確認を受けた車体のみ
を販売すること等を出品規約におい
て販売事業者に義務付け
⇒ 国土交通省における性能等確認を受
けた車体のみを販売
⇒ ヘルメット着用の努力義務について、
ウェブサイト等で周知し、アプリ内で
も販売をあっせん
○ 乗車用ヘルメット着用の促進 等
○ 悪質・危険運転者対策の実施 等
⇒ 車体販売時にヘルメットの同時購入
を推奨
⇒ 警察と連携した、交通違反者に対す
るサービス利用停止措置又はアカウン
ト抹消措置の実施
事業者への働き掛け 等
○ 令和6年11月、施行後1年間の関連事故の発生状況等を踏まえ、警察庁から
・ 交通安全教育内容の充実 ・ 飲酒運転対策 ・ ヘルメット着用の促進
といった対策の更なる推進を関係事業者に対して要請。
9
具体的取組①(交通ルール等の周知)
【ガイドラインを受けた取組状況】
シェアリング事業者において、警察庁が監修した交通ルールのテストを実施させ、満点
でなければ、シェアリングサービスを受けることができない仕組みを構築。
官民連携協議会(令和6年11月)における要請
通行区分違反や信号無視による検挙が多いことを踏まえ、関係事業者による
交通安全教育において、歩行者との接触といった重大事故に発展するおそれの
ある事故の防止に重点を置いた内容の充実を図ること(歩道通行の原則禁止の
徹底、横断歩道の手前における車両用信号の遵守 等)。
交通ルールテスト画面
(事業者HPより引用)
【取組強化の事例】
交通ルールテストの改訂を行い、横断歩道での一時停止、車両用信号の遵守、高速道路の進入禁止等に関する出題
内容を追加するとともに、全利用者への再受験や出題順のランダム化等のルール改善に向けた運用の改善を実施。
交通ルールテスト追加設問例
10
具体的取組②(悪質・危険運転者対策の実施)
【ガイドラインを受けた取組状況】
○ 飲酒運転を始めとする違反行為に関する注意喚起や広報啓発。
アプリ上での警告、年末年始における繁華街の貸出拠点への係員配置、ハロウィ
ン期間における警察による交通規制に合わせた一部ポートの利用停止等。
○ 交通違反者に対するサービス利用停止措置又はアカウント抹消措置。
警備員による声掛けの様子(事業者提供)
官民連携協議会(令和6年11月)における要請
飲酒事故の割合が自転車や一般原動機付自転車と比べて著しく高いこと
から、利用者による飲酒運転の実態把握及びそれに基づく飲酒運転を防止
するための実効的な対策(飲酒運転が多い時間帯・エリアのポートにおける
貸出し制限等)を実施すること。
【取組強化の事例】
○ 飲酒運転防止のためのポートへの警備員の配置の拡大や貸出し停止等。
・ 利用実態を踏まえた、警備員配置期間や場所の拡大及び貸出しの停止を検討
・ 警察と連携して夜間時間帯に利用が多いポート周辺での広報啓発活動を実施
警察官による声掛けの様子(大阪府警察)
・ 一部ポートにおいてアルコール検知器を活用した乗車前の飲酒検知の実施を検討
○ 車体搭載のGPSによる歩道走行・逆走等の危険走行の検知。
11
具体的取組③(乗車用ヘルメット着用の促進)
【ガイドラインを受けた取組事例】
○ ヘルメット着用の努力義務について、ウェブサイト等で周知。
○ 安全講習会、試乗会での着用の呼び掛け。
○ アプリ内でのヘルメット販売のあっせん。
事業者HPにおける周知内容
官民連携協議会(令和6年11月)における要請
事故の実態から、ヘルメットの着用率が極めて低調であることを踏まえ、
ヘルメットとセットでの貸出しを行うなど、特定小型原動機付自転車の運転者
のヘルメット着用率が向上するような実効的な対策を実施すること。
【取組強化の事例】
○ 画像認識AIを活用したヘルメット着用者への料金割引サービス導入を検討(※既に
一部事業者においては導入済み)。
画像認識AIによるヘルメット着用検知
イメージ(事業者提供)
○ 実効的な貸出し方法の検討のため、自治体との協議のうえ、公営施設での貸出し実証
を開始(効果検証の上更なる拡大に向けて検討予定)。
12
資料4
【WG資料】
シェアリングサービスにおける
特定小型原動機付自転車の
安全性確保に向けた取り組み
OpenStreet株式会社
2025/5/12
移動をもっと楽しく、自由に
シェアモビリティを通じて
既存交通と連携した
持続可能な移動インフラの
構築を実現します
2
Agenda
テーマ
概要
シェアリングサービス概要
サービス・車体
1
導入車体
現在の
対策
安全運用対策
運用
実情と課題
位置情報による走行空間の把握
ソフト/ハード
2
AI画像認識による走行空間の把握
将来の
取組
走行空間整備と安全利用
環境
社会全体における利用ルールの認知と浸透
3
Agenda
テーマ
概要
シェアリングサービス概要
サービス・車体
1
導入車体
現在の
対策
安全運用対策
運用
実情と課題
位置情報による走行空間の把握
ソフト/ハード
2
AI画像認識による走行空間の把握
将来の
取組
走行空間整備と安全利用
環境
社会全体における利用ルールの認知と浸透
4
4
弊社の展開サービス
展開サービス
事業モデル
自転車を中心に全国11,000箇所で
シェアモビリティを展開
官民連携のプラットフォーム
運営車体の97%が電動アシスト自転車
特定小型原付は3%(1,450台)
自治体と地域のパートナー企業の
連携により、地域の交通手段として展開
※2025/5/12現在、特定小型原付は車体トラブルにより、一次的にサービスを停止中です。
5
モビリティ多様化の方向性
移動のニーズとモビリティの多様化
低速・歩行領域
モビリティ
多様化
安全で汎用的な電動モビリティ
利用状況・移動データ・用途など
実験で検証し、課題を明確化
※車体画像は既存共同開発協力会社提供
運営設備
6
―機体・ポート性能―
安全性と移動傾向から着座式のバイクタイプを選定
項目
耐久性
安全性
機能性
詳細
・自転車型フレーム構造による耐久性
・自転車フレームのJIS規格試験をクリア
・最大荷重5年相当分の耐久試験実施済
・満充電時の航続距離約40km ※統計参考値
・運送車両法/道路交通法準拠の仕様
・着座式なので重心が低く、座席に体重を預けられる安定感
・自転車と同じ操作感で初めての乗車でもすぐ慣れる
・14インチ大径タイヤであり5.2cmの段差を乗り越えられるた
め縁石でもつまづかない
・500Wハイパワーモーターで勾配12%の坂でも最高速度を維
持可能 ※統計参考値
・漕がずに乗ることができる
・機体の色は地域の景観との調和を考慮し、なじみやすく
目立ちやすい白色
法規分類
道路運送車両法
道路交通法
外形寸法
特定小型原動機付自転車
特例特定小型原動機付自転車
全長
1280mm
全幅
535mm
全高
< 1040mm (固定)
重量
約 20 kg
乗車定員
1名
最高速度
車道専用モード: 20km/h
歩道可モード: 6km/h
駆動方式
500W インホイルモーター
制動装置方式
機械式ディスクブレーキ
標準駆動電圧
48V
ホイルベース
900mm
14インチx2.125インチ
(5.2cmの段差を超えられる)
約 40 km
タイヤサイズ
満充電走行距離
保安部品
前照灯、尾灯、制動灯、反射板、警音器、
方向指示器、最高速度表示灯
適合規格
日本自動車輸送技術協会
性能等確認認定制度 取得
※車体トラブルにより、一次的にサービスを停止中です。
運営設備
7
―機体・ポート性能―
シェアサイクルと同タイプのスマートロックによる制御
スマートロック
返却ボタン
・4G対応
・GPS搭載(1分に1度の頻度でデータ取得)
・QRコード読み取りによるアプリ連動でスマートフォンから開錠可能
・LEDで車両ステータスをお知らせ
・返却は、車両のロック後に返却ボタンワンタッチで完了
・事前に登録のICカードで開錠も可能
QR
車両番号
ICカード
検知
LED
ロック
アプリから予約
アプリ内で開錠ボタンを押す
(暗証番号入力不要)
予約方法1
開錠!
開錠
UNLOCK
ボタン
利用開始
予約方法2
現地で
QRの読取りで予約
運営設備
8
―機体・ポート性能―
物理的なラックの設置による、安全性と秩序の確保
項目
ジオフェンス管理
ポートでのみ返却を探知
詳細
耐久性
・風洞試験により強風で転倒・移動などのないことを実証済み
安全性
・物理的なラック設備により機体の転倒防止
・指定台数以上の機体が返却できないようシステム制御を行い機体溢れによる道路はみ出しの危険を防ぐ
・ラックの端部は丸みを施しており安全性に配慮
・ラックの色は地域の景観との調和を考慮し、なじみやすく目立ちやすい白色
機能性
・幅50cm×高さ120cmサイズの視認性の良い看板を設置し、アプリへ遷移可能なQRコードや登録方法をご案内
・大規模な掘削等を必要とせず、アンカー止め等の工事を要しない器材を使用するため、
速やかに設置・撤去が可能
・機体の貸出・返却の無人受付が可能
・シェアサイクルのポートと共用し、ポート毎に電動サイクル対応・非対応を制御可能
ラック
看板
ビーコン
駐輪台数制限により
満車時は返却不可
9
Agenda
テーマ
概要
シェアリングサービス概要
サービス・車体
1
導入車体
現在の
対策
安全運用対策
運用
実情と課題
位置情報による走行空間の把握
ソフト/ハード
2
AI画像認識による走行空間の把握
将来の
取組
走行空間整備と安全利用
環境
社会全体における利用ルールの認知と浸透
10
自治体と連携したサービス展開
地域交通手段として、行政連携を軸に緩やかにサービス拡大
シェアサイクル開始
2016/11〜
道路交通法改正
(特定小型原付)
千葉市
2024/1〜
さいたま市
2024/2〜
堺市
2024/7〜
和歌山市
2024/7〜
東京(民間)
2024/9〜
2023/7〜
提携自治体のみ
民間展開
※車体トラブルにより2025年4月より一時的にサービス停止中
11
秩序立てた速度での展開
シェアサイクルのインフラ上で、許容状況を検証しつつ展開
項目
千葉市
さいたま市
展開地域
鉄道駅を中心とした
市街地から住宅地へ順次拡大
鉄道駅を中心とした
市街地に集中的に配備
拠点数
270箇所/620箇所
130箇所/500箇所
(特定小型/シェアサイクル)
(特定小型/シェアサイクル)
400台/3,500台
150台/5,500台
(特定小型/シェアサイクル)
(特定小型/シェアサイクル)
(特定小型
/シェアサイクル)
稼働車体数
(特定小型
/シェアサイクル)
※2025年3月時点。車体トラブルにより2025年4月より一時的にサービス停止中
利用状況を確認しながら段階的に展開
12
13
基本的な安全対策運用
道路交通法・運送車両法の遵守に加え、
ガイドラインに準拠した機能実装・運用を実施
特定小型原動機付自転車の安全な利用を促進するための
関係事業者ガイドライン
項目
1
2
3
要件
対応事項
交通ルール
・事前テストの合格者のみ利用可能
・ヘルメット着用の促進
・外国籍者向けの言語対応
アプリ・webでのテスト
ヘルメット着用の広報・購入推奨
多言語対応コンテンツ制作
本人確認
・顔画像付本人確認書類での年齢確認
→ 16歳以下の利用を防止
・利用時都度の認証 → 又貸しの防止
eKYC導入等による本人認証・
年齢確認のシステム実装
違反/事故対策
・違反者のアカウント停止
・事故発生時の警察連携
対応フローの構築
カスタマーサポート体制
警察との連携体制
14
交通安全テストの受講必須化と本人確認
アプリ上で交通安全テストの受講・本人確認を義務付け
HELLO CYCLINGアプリでの会員登録
①
アプリストアからアプリをダウンロード
※現在シェアサイクルはスーパーアプリであり登録者数全国5,700万名を誇る
PayPayアプリからの利用も可能。電動サイクルシェアも対応に向けPayPay社と協議中。
② 会員情報登録(氏名、メールアドレス、パスワード、電話番号)⇒ SMS認証実施
③ 決済方法登録(クレジットカード、PayPay、Yahoo!ウォレット、
Softbankまとめて支払い、ドコモ払い、auかんたん決済等)
交通安全テストの実施と本人確認・年齢確認の実施
④
⑤
交通安全テストの実施し、選択式の問題(10〜15題程度を想定)に全問正解の必要有
免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれかを提出の上年齢確認実施
AIによる判定で即時審査結果により16歳以上と判定されると利用可能となる
乗車準備
交通ルールテスト
年齢確認書類提出
※開発中の画面のため予告なく変更の可能性有
15
利用中の安全処置
利用中はアプリ上にSOSボタンを表示し、事故発生時は即時通報
4
利用中
① 利用中は、アプリに利用時間と料金が常に表示される
② 走行可能距離が表示される
③ 電動サイクルを利用中の場合は、「交通安全ルール」を
4
すぐに確認できる導線を用意
④ 電動サイクルを利用中の場合は、「SOS」ボタンが表示され
事故が発生した際の対処方法が表示される
3
1
2
16
ヘルメット着用の促進
原則、サイズ適合した個人所有ヘルメットの利用を推奨
アプリ・Webサイトでのヘルメット推奨
若年層に人気のゲームとコラボで配布
(参考)シェアサイクル等におけるヘルメット着用の促進施策
模索段階であり、有意な効果には至らず。
施策
概要
1
施設貸出
・借りにくる人がほとんどいない
2
カゴに
備え付け
・備え付けありと無しの自転車でA/Bテスト
・無しの自転車が高い利用率
原付シェアに
備え付け
・装着が義務なので使用はされる
・サイズが合わないという意見が出る
・ヘビーユーザーはマイヘルメットを利用
3
17
継続的な情報発信による、ルール認知の浸透
18
アプリ・SNS上で継続的に安全運転意識の喚起
発信都度「知らなかった」という反応を得ており、浸透には時間を要する感触。
19
自治体と連携した試乗・説明会の開催
実際に運転し、レクチャーを受けてもらう機会の創出
提携先の地方自治体と連携して開催
参加者はシニア層が多い
「特定小型原付」の認知率は低い
交通ルールも初めて知る人が多い
バイクの乗車経験がない場合、
ルールに加え「乗り方」のレクチャーが
必要な方が大半
20
特定小型原付を利用する上でのハードル
交通ルールに対する不安・認識違いが最も多い
Q.「特定小型原付」の印象について教えてください。
特定小型原付を知らなかった人の「特定小型原付」に対する印象
選択肢
交通ルールが難しそう
スピーディに走行できそう
回答数
割合
553
14.3%
交通ルールが難しそう
14.3%, 553
544
14.1%
スピーディに走行できそう
14.1%, 544
長距離走行に良さそう
491
12.7%
長距離走行に良さそう
免許証が必要そう
415 免許証が必要そう
10.7%
操作方法が難しそう
316
8.2%
操作方法が難しそう
見た目・デザインが良い
277
7.2%
見た目・デザインが良い
スピードが出過ぎて怖そう
スピードが出過ぎて怖そう
263
6.8%
12.7%, 491
10.7%, 415
8.2%, 316
7.2%, 277
6.8%, 263
車体が軽そう
251
車体が軽そう
6.5%
6.5%, 251
車体が重たそう
244
車体が重たそう
6.3%
6.3%, 244
乗り心地が悪そう
207 乗り心地が悪そう
5.3%
5.3%, 207
乗り心地が良さそう
乗り心地が良さそう
199
5.1%
5.1%, 199
操作方法が簡単そう
操作方法が簡単そう
58
1.5%
荷物か置けない
18
荷物か置けない
0.5%
その他
35
その他
0.9%
総計
3,871
100%
調査
期間
2024年9月4日〜9月16日
回収
数
3,319人(シェアサイクル利用者)
1.5%, 58
0.5%, 18
0.9%, 35
21
違反の発生状況(A市内)
走行区分違反が最も多い
•期間:2024年(1月〜12月)
•違反件数:48件
•内訳
通行区分違反45件(歩道走行+車道の右側走行が多い)
携帯操作1件、一時不停止1件、二人乗り1件
•車両種類
二輪着座式 :46件
キックボード:2件
→ 弊社が提供する車体
事故の発生状況(A市内で弊社車体と推定されるもの)
人身事故0件、物損事故2件
事故発生状況
•期間:2024年(1月〜12月)
•事故件数:2件
•内訳
人身事故:0件
物損事故:2件
・推計移動距離:約20万km
・利用回数:37,374回
・利用者数:約1万人
(参考)欧州の事故発生頻度
eスクーター(電動キックボード)
乗車中に治療を必要とする負傷が
発生するリスク(2024年)
100万kmあたり15.4件
(20万kmあたり3件)
※ 2023年比で負傷者数は100万kmあたり
7.9%減少。トリップ数は4%増加したが、
eスクーターのシェア利用者による負傷者
総数は4%減少した。
出典:Micro-mobility for Europe
https://micromobilityforeurope.eu/incident-data-2024-2/
22
23
Agenda
テーマ
概要
シェアリングサービス概要
サービス・車体
1
導入車体
現在の
対策
安全運用対策
運用
実情と課題
位置情報による走行空間の把握
ソフト/ハード
2
AI画像認識による走行空間の把握
将来の
取組
走行空間整備と安全利用
環境
社会全体における利用ルールの認知と浸透
24
24
将来に向けた技術的な安全対策の検証
予後的な情報把握手段として、技術対応を検討
高精度位置情報の取得
画像認識による走行空間把握
例)自転車通行空間(国土交通省資料より引用)
スマートフォンの位置情報
共有は任意。デバイス依存
スマートロックの位置情報
完全に取得できる。要電源
現在搭載しているGPSでは、走行空間を
特定する詳細な位置特定は不可能
国内の道路において、特定小型原付が
通行可能な環境を認識することが困難
25
高精度位置情報による走行空間判定
歩道を通行
横断歩道を通行
歩道から車道に変更
歩道を通行中
※ 実験時の車両は自転車
エッジAIカメラによる走行空間判定
26
カメラモジュール
AI処理(CPU)
防水筐体+基盤
LTE通信・GPS
モビリティの電源
エッジ側でAI処理
通信量を最小化
街全体に配備
網羅的に移動
電源・通信の確保と
設置手段に課題
技術協力:AMBL株式会社
27
27
技術検証の感触
現状は技術・コスト面で実用手前の段階
高精度位置情報の取得
画像認識による走行空間把握
・ほぼ走行位置を特定できる。
・走行空間のマッピングと
位置のマッチング処理が必要。
・トンネル等、不完全な環境あり。
・精度としては「傾向」レベルの情報
・一部の自歩道は判別不可
・スマートシティ施策等の用途も存在
【課題】
1台あたりのデバイス・通信コスト
→ 現在の通信コストの数倍
【課題】
1台あたりのデバイス・システムコスト
→ 現実的な費用ではない
電力消費
→走行可能距離に影響
電力消費
→走行可能距離が半減(AI処理)
28
Agenda
テーマ
概要
シェアリングサービス概要
サービス・車体
1
導入車体
現在の
対策
安全運用対策
運用
実情と課題
位置情報による走行空間の把握
ソフト/ハード
2
AI画像認識による走行空間の把握
将来の
取組
走行空間整備と安全利用
環境
社会全体における利用ルールの認知と浸透
29
安全性確保に望まれる環境
項目
概要
走行空間
・専用の走行空間が存在することは、
安定走行への寄与度が高い。
・画像認識等の技術対応推進にも副次的な効果。
1
整備
2
車体
・3輪、4輪等のより安定性の高い形態の検討
・技術的な車体走行制御は慎重な検討が望ましい
3
ルールの
認知・浸透
・特定小型のルールは理解と浸透に時間を要する
・利用者だけではなく、社会全体の浸透が必要
EoF