被疑侵害行為の類型化に関する方向性について、中小企業支援の観点からの賛同意見と、類型化の明確性や事例蓄積に関する慎重意見を整理した。
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被疑侵害行為の類型を用いた整理に関する主な御意見 被疑侵害行為の類型を用いた整理を行う方向性について、以下のような賛同の御意見があった。 人材や知財ノウハウに不足のあることも多い中小企業・スタートアップにとって有用ではないか。 国内外で実際にあった事案や本小委員会で扱った想定事例をもとに分かりやすく整理されている。 網羅的・精密ではなく、典型的で分かりやすい類型を例示する現在の方向性が適切ではないか。 一方で、上記方向性について、以下のような慎重な御意見もあった。 経済的な影響や特許発明の構成要素の重要な一部の考慮要素について各類型で共通しており、類型ごとの差異が十分に明らかではないか。また、類型を用いた整理が行えるほど事例が蓄積していないのではないか。 複数の類型と評価軸となっている技術的な効果、経済的な影響、特許発明の構成要素の重要な一部の各要素との関係性が必ずしも明確ではないのではないか。 具体的な御意見の例 ネットワークを介して国境をまたぐ事業について、どのような被疑侵害行為があり、どの点を確認すべきかを類型を用いて分かりやすく示すことは、中小企業・スタートアップにおける検討に有用である。 ネットワークを介して国境をまたぐ事業や関連技術の開発に携わる企業が多数存在する一方、専門人材や知財ノウハウに不足のあることも多い中小企業・スタートアップにとって、類型を用いた整理は、意図せぬ侵害の防止、自社・他社知財の確認及び事業リスクの把握等の契機となり得る。 裁判例の蓄積が限られる現段階では、網羅的・精密な類型化ではなく、典型的で分かりやすい類型を例示する現行案の方向性が適切ではないか。 国内外の実事案及び本小委員会の想定事例を基礎としており、気になりやすいものが分かりやすく整理されている心証。類型の参考とした海外の実事案を紹介することは、知財ユーザーにとって有益ではないか。 被疑侵害行為の類型を用いた整理を行う方向性に異論はない。類型の元の事例を紹介することが読みやすさの向上につながるのではないか。 現行案では、経済的な影響や特許発明の構成要素の重要な一部に関する考慮要素について、類型ごとの差異が十分に明らかではないのではないか。また、類型を用いた整理が行えるほど事例が蓄積していないのではないか。 複数の類型と評価軸となっている技術的な効果、経済的な影響、特許発明の構成要素の重要な一部の各要素との関係性が必ずしも明確ではないのではないか。 何年も検討した末に知見を世に示すというのは、国民に対する有益かつ必要なサービスである。類型分けについては、過不足があるかもしれないが、自分自身、国境をまたぐ発明について別の機会で話を聞いた時に本小委員会で示された類型を当てはめながら理解を深めることができ、参考になった。 4