AI・ロボティクスを活用した医療機器開発の強化に向け、課題解決のための施策と2040年に向けた市場規模目標を提示している。
タグ: 医療機器, AI, ロボティクス, スタートアップ, イノベーション, サイバーセキュリティ, サプライチェーン
創薬・先端医療 革新的デバイス(AI・ロボティクス等)を活用した先端医療 方向性 我が国には、質の高い医療データや高度なものづくり技術など、AI・ロボティクス分野で強みを発揮できる基盤がある。 診断機器分野では、画像技術を中心に高い競争力を有し、先進国を中心に内外で一定程度のシェアを獲得しているが、近年のAI技術等の進展に迅速に対応し、AI技術を取り込んだ革新的デバイスを創出することで更に競争力を高めるため、産学官連携によるオープンイノベーションコア拠点を強化し、新興国を含む世界市場に戦略的に展開する。 治療機器分野では、ロボット技術に代表されるような、高い操作性や堅牢性が評価される一方で、日本企業の内製化傾向によるオープンイノベーションの不足や、長期間・多額の資金調達の難しさにより実用化が進まず、大幅な輸入超過となっている。近年のAIによる医療機器技術のパラダイムシフトを好機と捉え、イノベーションエコシステムや資金調達環境を構築し、世界市場の獲得を目指す。 主な課題(ボトルネック) 日本企業の内製化傾向、AI実装の主力となるスタートアップによる迅速に設計・試作・検証の反復を行う常設の環境の不足 AI医療機器等の進展に伴うサイバーセキュリティへの対応が急務 研究開発、製造、薬事対応、事業戦略まで伴走できる人材の不足 スタートアップ等の開発・治験等に要する長期間・多額の資金調達が困難 部素材調達を含めた特定国依存リスクや各国の自給強化の動き 講じるべき施策 イノベーションコア拠点の強化・ラピッドプロトタイピング環境(※)の構築 ※スタートアップ等が迅速に試作開発を行い製品を洗練させていける環境 諸外国の制度も踏まえ、サイバーセキュリティに関するAI機器等の安全性を担保する仕組みを構築 医療機器創出に携わる企業などの人材の育成・リスキリングを実施する人材育成拠点の強化 創薬スタートアップ支援に準ずる規模での医療機器の開発後期に向けた投資資金の確保(※)と海外VC等のネットワークの取り込み ※医療上のニーズに沿った研究開発課題の設定、実装までのM&Aを含む支援、多段階選抜方式の導入、プロジェクトマネージャーの配置等を組み合わせることによって、効果を最大化 国民の生命に直結する医療機器等の安定的な国内供給体制の確保に向けた必要な支援の検討 目指すべき姿 日本の医療機器メーカーのグローバルでの獲得市場規模を、2024年時点において10兆円であるところ、2040年時点で28兆円を目標とする。 医療機器の研究開発エコシステム(ヒト・モノ・カネ・制度対応)を国内に確立する。 安定確保すべき医療機器を特定しつつ、サプライチェーン含めて安定提供体制を確立する。 21/3