米国と中国の2025年7月に発表されたAI戦略(行動計画およびグローバルガバナンス)の主要項目を比較・紹介する資料。
タグ: AI戦略, 米国, 中国, ガバナンス, イノベーション, 国際協力
諸外国における政府のAI戦略における参考情報(一部抜粋・参考訳※1) ■AI行動計画※2 正式名称:America's AI Action Plan 発表年月日:2025年7月23日 第1の柱:AIイノベーションの加速(Pillar I: Accelerate AI Innovation) ・官僚的手続きと過度な規制の撤廃(Remove Red Tape and Onerous Regulation) ・AIを活用した科学研究への投資(Invest in AI-Enabled Science) ・AI評価のエコシステムの構築(Build an AI Evaluations Ecosystem) ・政府におけるAI導入の加速(Accelerate AI Adoption in Government) ・国防総省におけるAI活用の推進(Drive Adoption of AI within the Department of Defense) ・商業および政府のAIイノベーションの保護(Protect Commercial and Government AI Innovations) 第2の柱:アメリカのAIインフラを構築する(Pillar II: Build American AI Infrastructure) ・AIインシデント対応における連邦政府の能力強化(Promote Mature Federal Capacity for AI Incident Response) 第3の柱:国際AI外交と安全保障を主導する(Pillar III: Lead in International AI Diplomacy and Security) ・アメリカのAIを同盟国やパートナー国へ輸出(Export American AI to Allies and Partners) ・最先端AIモデルにおける国家安全保障リスク評価において米政府が先頭に立つ(Ensure that the U.S. Government is at the Forefront of Evaluating National Security Risks in Frontier Models) ■AIグローバルガバナンス行動計画※3 正式名称:人工智能全球治理行动计划(全文) 発表年月日:2025年7月26日 8. 標準と規範に関するコンセンサスを促進し、国家標準化団体間の対話を支援する。 国際標準化団体を活用し、産業界の役割を最優先し、安全、産業、倫理といった重要分野における技術標準の策定と改訂を加速し、AIに関する科学的、透明性、包摂性を備えた規制枠組みを確立する。(後略) 9. 公共部門はAIの応用展開を主導すべきである。 各国の公共部門は、AIの応用とガバナンスにおいて主導的かつ模範的な役割を担い、医療、教育、交通などの公共サービスにおける信頼性の高いAIの導入を優先し、国際的な交流・協力を強化するべきである。同時に、これらのAIシステムのセキュリティを定期的に評価し、特許やソフトウェア著作権などの知的財産権を尊重すべきである。データとプライバシーの保護を厳格に遵守し、トレーニングデータの合法かつ秩序ある取引を積極的に模索し、データコンプライアンス遵守とオープンな利用を共同で推進し、公共管理とサービスレベルの向上を図るべきである。 10. AIセキュリティガバナンスを実施する。 AIリスク評価を適時に実施し、的を絞った予防・対応策を提案し、広く合意されたセキュリティガバナンスフレームワークを構築する。分類・段階別管理を検討し、AIリスクテスト・評価システムを確立し、脅威情報の共有と緊急対応メカニズムを推進する。(中略)ベストプラクティスを共有するためのオープンプラットフォームの構築を推進し、AIセキュリティガバナンスにおける国際協力をグローバル規模で推進する。 ※1 政府のAI活用に関する記載を抜粋している。また、日本語訳は参考情報としての訳である。 ※2 https://www.whitehouse.gov/wp-content/uploads/2025/07/Americas-AI-Action-Plan.pdf ※3 https://www.gov.cn/yaowen/liebiao/202507/content_7033929.htm 23