日米独におけるGVC参加度の上昇と、日本が中間財供給から他国財を活用する生産構造へ変化している現状を分析した。
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第3-1-30図 生産面からみたGVC参加度の国際比較 日米独ではGVC参加度が高まる一方、中国ではサプライチェーンの内製化と内需の拡大が進んでいる可能性 (1) 日本 (2) 米国 (3) ドイツ (4) 中国 (備考) ADB “Global Value Chains Indicators” により作成。 (日本は、中間財を生産し、他国に供給する構造から、他国で生産された財を活用して財・サービスを生産する構造に変化) ここまで、輸出面・生産面双方からみたGVC参加度を確認してきたが、以下の傾向がみとれた。まず、我が国については、サプライチェーンの国際分業化が進む中で、他の多くの先進諸国と同様に、GVC参加度は上昇している。その中でも特に、後方参加と中間参加の割合が高まっていることから、我が国産業は、基幹部品などの中間投入財を他国に対して供給する構造から、生産コストが相対的に低い他国に中間投入財の生産拠点を移管し、そうした国々で生産された中間投入財を活用して、更なる財・サービスの生産を行う構造に変化していることが分かる35。また、後方参加割合と中間参加割合の上昇によって、GVC参加度が引き上げられている構造は、我が国だけではなく、米国とドイツにおいても同様である。 35 OECDのデータを活用し、GVCへの参加度を前方と後方に分けて分析を行った経済産業省(2024)においても同様の指摘がなされている。 343