日本型雇用システムは多くの企業で採用され、労働者からも依然として高い支持を得ており、これが労働移動を限定的にしている要因となっている。
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若干低下したものの、それぞれ8割、7割前後を保っている。また、2024年9月に行われたマイナビ「転職活動における行動特性調査」では、転職者に対し、「終身雇用や年功序列等、いわゆる伝統的な日本企業を就業先として選びたいか」という質問が行われており、「就業先として選びたい」と「どちらかと言えば就業先として選びたい」の合計で62%が日本型雇用システムを持つ企業を肯定的に捉えているという結果となっている(第2-3-15図(3))。このように、日本型雇用システムに対する労働者側の支持は、幾分低下した可能性はあるものの、引き続き多くの労働者が支持している状況にあるとみられる。このように、企業、労働者の双方が長期雇用をはじめとした伝統的な雇用システムを選好することにより、現実に長期雇用等が維持され、結果として、転職行動という形での労働移動が限定的なものとなっている可能性がある。 第2-3-15図 「日本型雇用」の状況と労働者の支持 「日本型雇用」は引き続き多くの企業で採用されており、労働者からの支持も依然強い (1)「日本型雇用」の特徴とされる要素を採用している企業 (%) 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 新卒一括採用 年功型賃金 内部登用 幹部の 終身雇用 企業別 労働組合 OJTによる育成 企業主導の 人事異動(職種) 企業主導の 人事異動(勤務地) (2)終身雇用・年功賃金を支持する人の割合 (%) 90 85 80 75 70 65 60 55 50 1999 2000 01 04 07 11 15 21 (年) 終身雇用を支持 年功賃金を支持 273