物価上昇を実感・予想する家計ほど中古品消費に積極的である傾向を示し、循環経済やwell-beingの観点から中古品消費の動向把握とデータ整備の重要性を説いている。
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コラム2-1-5図 予想物価上昇率や実感する物価上昇率と中古品消費の意向 高い物価上昇を実感・予想している家計ほど中古品消費に積極的 (1)実感する物価上昇率と中古品消費の意向 低下 変わらない 0~1%上昇 1~3%上昇 3~5%上昇 5~7%上昇 7~10%上昇 10~15%上昇 15~20%上昇 20%以上上昇 0 20 40 60 80 100 (「価格が安く品質に問題がないのであれば、新品ではなく中古品を 購入することも検討したい」に対する回答割合、%) ■強くそう思う ■ややそう思う □どちらともいえない □あまりそう思わない ■全くそう思わない (2)予想物価上昇率と中古品消費の意向 低下 変わらない 0~1%上昇 1~3%上昇 3~5%上昇 5~7%上昇 7~10%上昇 10~15%上昇 15~20%上昇 20%以上上昇 0 20 40 60 80 100 (「価格が安く品質に問題がないのであれば、新品ではなく中古品を 購入することも検討したい」に対する回答割合、%) ■強くそう思う ■ややそう思う □どちらともいえない □あまりそう思わない ■全くそう思わない (備考)内閣府「家計の消費・貯蓄行動に関する調査」により作成。 上述のとおり、中古品消費は、マージン部分を除きGDP統計上の個人消費には計上 されない一方、消費者の効用という観点では、中古品の売却は、売主にとって、価値が 償却し、不要になったものを処分するということであれば、必ずしも効用を低減させる ものではなく、新たな買主にとっては効用の増加につながると言える。また、近年注目 される環境等に配慮した「エシカル消費」という観点でも、循環経済に資する中古品は 重要との見方もある。中古品の消費が新品の消費を代替すれば、GDP統計の個人消費 を押し下げる要因となる一方で、消費者のwell-beingという観点も含め、中古品消費の 動向を把握する必要性は高く、そのためのデータの整備も重要であろう。 194