クラウド会計データを用い、主要補助金の受給件数と受給金額の年度別推移を分析し、補助金の種類ごとの傾向を明らかにしている。
タグ: 補助金, クラウド会計, 中小企業支援, 事業再構築補助金, IT導入補助金
このクラウド会計データにおいては、売上高や営業利益、有形固定資産額といった会計データに加えて、ものづくり補助金、事業再構築補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金を企業が受給したかどうかの情報が得られる。これらの補助金を受給した企業32の件数及びその金額の推移を年度別33、月別に示したものが第1-3-13図である。 まず、受給件数については、全体として、2021年度後半から2022年度前半にかけて大きく増加し、補助金種類別にみると、小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金が多くを占めている。一方、受給金額合計については、制度上の補助金支給額が大きい事業再構築補助金が大宗を占める形で、2022年度末頃がピークとなっており、次いでものづくり補助金、IT導入補助金の受給額が多くなっている。 第1-3-13図 クラウド会計データに基づく補助金の受給件数、受給金額の内訳推移 件数はIT導入補助金が多く、金額は事業再構築補助金の割合が高い (1)補助金の受給件数(年度) (件) 1800 小規模事業者持続化補助金 1600 IT導入補助金 1400 ものづくり補助金 1200 1000 800 事業再構築 600 補助金 400 200 0 2019 2020 2021 2022 2023(年度) (2)補助金の受給金額(年度) (10億円) 14 小規模事業者持続化補助金 12 IT導入補助金 10 ものづくり補助金 8 事業再構築 6 補助金 4 2 0 2019 2020 2021 2022 2023(年度) 32 2021事業年度にのみ補助金受取記録がある事業者を補助金を受け取ったグループ、2019年から2023年事業年度に補助金の受取記録がない事業者を補助金を受け取っていないグループとした。従業員規模は50人以下の企業が多い。 33 事業者の会計年度となっており、会計年度の区切りは必ずしも当年4月から翌年3月ではなく、事業者ごとに異なることに留意が必要。 150