イノベーション活動の種類別に、企業が実感する効果を比較し、革新的な活動が競合との差別化や販路拡大に寄与していることを示している。
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第4章 中小企業におけるイノベーション 第2節 中小企業におけるイノベーションの効果 次に、中小企業のイノベーションの効果ついて、確認していく。 第1-4-4図は、東京商工会議所「中小企業のイノベーション実態調査」を用いて、イノベーション活動別に、イノベーション活動によって得られた効果を見たものである。これを見ると、「革新的なイノベーション活動に取り組んでいる」企業においては、「革新的ではないがイノベーション活動に取り組んでいる」企業と比べて、「競合との差別化」、「販路拡大(国内・海外)」につながると回答する割合が高いことが分かる。 第1-4-4図 イノベーション活動によって得られた効果 競合との差別化 58.2% 32.3% 販路拡大(国内・海外) 49.5% 30.6% 顧客満足度向上 34.8% 24.9% 既存業務の効率化 23.1% 36.7% コスト削減 21.3% 24.9% 社員の能力向上 20.7% 21.7% 企業イメージ向上 17.0% 10.8% 社会的課題解決 10.6% 5.9% 職場の雰囲気改善 7.2% 14.1% 人材採用数・定着率の向上 4.5% 8.2% その他 1.1% 3.2% 効果は出ていない 5.1% 10.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 革新的なイノベーション活動に取り組んでいる 革新的ではないがイノベーション活動に取り組んでいる 資料:東京商工会議所「中小企業のイノベーション実態調査」(2020年10月) (注)1.複数回答のため、合計は必ずしも100%とならない。 2.ここでいう「革新的なイノベーション活動に取り組んでいる」企業は、「競合他社が導入していない全く新しい取組を行っている」と回答した企業を指す。 3.有効回答数については以下のとおり。革新的なイノベーション活動に取り組んでいる:n=376、革新的ではないがイノベーション活動に取り組んでいる:n=526。 4 東京商工会議所「中小企業のイノベーション実態調査」:東京商工会議所が、2020年10月において、東京23区内の10,000社の事業者(非上場の中小事業者(個人事業主も含まれる))を対象としたアンケート調査を実施(有効回答1,259件、有効回答率12.6%)。なお、本調査におけるイノベーションとは、「売上や業務の効率化など生産性向上に寄与し、経済的な価値を生み出す、課題解決に向けた企業における新たな取組。革新的なイノベーションだけでなく、自社にとって新しい、または改善された取組も含む」とされている。 5 ここでいう「革新的なイノベーション活動」とは、競合他社が導入していない全く新しい取組を指す。 小規模企業白書 2023 I-113