企業規模別の労働生産性の推移を分析し、大企業は向上傾向にある一方、中小企業は横ばいであることを示している。
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第3章 中小企業の実態に関する構造分析 第3節 生産性の現況 前節では、中小企業・小規模事業者における賃金の現況について確認した。本節では、我が国の中小企業・小規模事業者の生産性の動向を把握する。 1. 生産性の動向 第1-3-15図は、企業規模別に、2021年度までの一人当たり付加価値額(労働生産性10)の推移を見たものである。これを見ると、大企業製造業においては、2021年度において大きく労働生産性を向上させている一方、中小企業においては製造業・非製造業共に横ばいの傾向が続いている。 第1-3-15図 企業規模別に見た、従業員一人当たり付加価値額(労働生産性)の推移 (万円) 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 (年度) 1,460 1,305 542 524 中小企業製造業 中小企業非製造業 大企業製造業 大企業非製造業 資料:財務省「法人企業統計調査年報」 (注)1.ここでいう大企業とは資本金10億円以上、中小企業とは資本金1億円未満の企業とする。 2.平成18年度調査以前は付加価値額=営業純益(営業利益-支払利息等)+役員給与+従業員給与+福利厚生費+支払利息等+動産・不動産賃借料+租税公課とし、平成19年度調査以降はこれに役員賞与、及び従業員賞与を加えたものとする。 10 労働生産性の算出に当たっては、厳密には分母を「労働投入量」(従業員数×労働時間)とする必要があるが、第1-3-15図では、分母に「従業員数」を用いている点に留意。 小規模企業白書 2023 I-91