インパクト投資は近年増加しており、社会課題解決に取り組む企業・団体への投資事例が紹介されている。
タグ: インパクト投資, 社会課題解決, 地域創生, SDGs, ESG投資, ソーシャル・インパクト・ボンド
【2-⑤】地域の持続的発展を支える事業者(地域課題解決) ① 日本において、インパクト投資(財務的リターンと並行し社会や環境へのインパクトを目的とする投資)が近年増加する等、社会課題に対する意識・関心が高まっている。 図1 日本においても、インパクト投資残高は 増加傾向にある 図2 社会課題解決に取り組む事業者への 投資を行う企業・団体の事例 日本におけるインパクト投資残高(推計)の推移 ① (株) Zebras and Company 投資残高 (億円) 15,000- 13,204 12,000- 9,000- 5,126 3,440 3,179 6,000- 3,000- 337 718 0- 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2021年設立。社会課題の解決と持続的な経営の両立を目指すゼブラ 企業に対して直接投資や、資金調達支援等を行う企業。 社会課題の解決に取り組む企業が、イグジットを目指す企業ばかりでないこ とを踏まえ、そうした企業を支援するために、通常のVC等による投資とは異 なり、長期的な視点で支援が可能な直接投資スキームを構築。 2022年には1号案件として、福島県の地方創生のため、特産品である柿 の皮を活用した女性向けの化粧品を開発・販売を行う等、社会課題の解 決に取り組む(株)陽と人への出資を実行した。 ② (一財) 社会変革推進財団 (SIIF) 2018年設立。社会課題の解決と多様な価値創造が自律的・持続的に 起こる社会を目標に、自助・公助・共助の枠組みを超えた社会的・経済 的資源のエコシステムの実現を目指す団体。 日本初を含む8件のソーシャル・インパクト・ボンド (SIB) に組成支援・出 資し、普及に貢献。 SIBを導入した事例として、2019年に岡山市が市民の健康寿命延伸及 び医療費適正化を目指した「健康ポイント事業」に対して、資金提供を実 施した。 資料:一般財団法人社会変革推進財団 (SIIF) /GSG 国内諮問委 員会「日本におけるインパクト投資の現状と課題」報告書 (2016年度- 2021年度) (注) ここでいう、インパクト投資とは、財務的リターンと並行して、ポジティブ で測定可能な社会的及び環境的インパクトを同時に生み出すことを意図す る投資行動を指す。 (グローバルネットワークであるGlobal Impact Investing Network (GIIN) の定義) 資料1:2022年版小規模企業白書及び (株) Zebras and Company HPより作成。 ※SIBとは、国や自治体が、民間事業者等に委託して実施させる事業のうち、その事業により解決を目指す行政課 題に対応した成果指標が設定され、国や自治体から委託した民間事業者に支払う額等が、当該成果指標の改善 状況に連動するもの。 38