業種別の売上高と資本金の相関関係を分析し、正の相関はあるものの企業規模が同程度でも売上高のばらつきが大きいことを示した。
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第4章 中小企業・小規模事業者の多様性と役割・機能 3 売上高と企業規模の関係 最後に、売上高と企業規模の関係について見ていく。一般に、売上高と企業規模との間には相関関係があると考えられている。ここでは、総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」のデータを用いて、中小企業における売上高と資本金、常用雇用者数の関係を、財務省「平成28年法人企業統計年報」のデータを用いて、売上高と総資産の関係を業種ごとに確認していく。 第1-4-4図は、売上高と資本金の関係を見たものである。 これを見ると、いずれの業種でも正の相関は見られるものの、決定係数は必ずしも高くなく、資本金規模が同程度の企業であっても売上高のばらつきは大きいことが分かる。 第1-4-4図 業種別、売上高と資本金の相関 (1) 製造業 (R2 =0.4633) (2) 小売業 (R2 =0.1648) (3) 卸売業 (R2 =0.3713) (4) サービス業 (R2 =0.2989) 資料:総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」再編加工 (注) 1.縦軸は売上高の対数値、横軸は資本金の対数値を示している。 2.売上高1円以上かつ常用雇用者数1名以上かつ資本金1円以上の会社を対象としている。 3.業種は、標準産業大分類上の「製造業」並びに中小企業基本法上で定める「卸売業」、「小売業」及び「サービス業」を指す。「建設業、運輸業その他の業種」については分析していない。 4.R2は決定係数。 I-174 2020 White Paper on Small Enterprises in Japan