多国間共同訓練やパシフィック・パートナーシップを通じ、インド太平洋地域における同志国との防衛協力・連携を強化する。
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多角的・多層的な安全保障協力の戦略的な推進 第1節 官僚会議に参加し、各国の参加者と責任ある宇宙利用の推進に向けて相互理解を深めた。また、内倉空幕長は、同年10月、航空自衛隊創設70周年記念行事の一環として、19か国33、20代表の参加を得て、空軍参謀長等招へい行事(AFFJ)を主催した。AFFJでは、多国間協議(InPACT)、各種会談などを行い、同盟国・同志国などとの防衛協力・交流を強固に推進した。 (2) 多国間共同訓練 近年、防衛分野における多国間関係は「信頼醸成」の段階から「具体的・実践的な協力関係の構築」の段階へと移行しており、これを実効的なものとするための重要 な取組として、様々な多国間共同訓練・演習が活発に行 われている。 特に、インド太平洋地域において、HA/DR、非戦闘員 退避活動(NEO)などの非伝統的安全保障分野を取り入 れた多国間共同訓練に参加している。こうした訓練への 参加は、自衛隊の各種技量の向上に加え、関係国との協 力の基盤を作るうえで重要であり、今後とも取り組んで いくこととしている。 また、海自は、インド太平洋方面派遣(IPD)を通じ、 同地域沿岸国や同盟国・同志国などとの共同訓練、重要 港湾への寄港、他省庁や同志国などと共同での能力構築 支援など、FOIPの実現に向けた取組を推進している。 IPDは、わが国がインド太平洋地域に継続的に関与する 意志とわが国の積極的平和主義を体現するものであり、 非常に意義のあるものである。 2 実践的な多国間安全保障協力の推進 (1) パシフィック・パートナーシップ パシフィック・パートナーシップ34(PP)は、米海軍を 主体とする艦艇が域内各国を訪問して、医療活動、施設 補修活動、文化交流などを行い、各国政府、軍、国際機関 およびNGOとの協力を通じ、参加国の連携強化や国際 平和協力活動の円滑化などを図る活動である。 2024年度は、バヌアツとミクロネシアにおいて、医 療活動や施設補修活動、音楽演奏などを通じ交流を行 い、参加各国との連携強化を図った。 33 オーストラリア、カナダ、ドイツ、フランス、イタリア、ノルウェー、オランダ、モンゴル、バングラデシュ、フィンランド、インド、インドネ シア、韓国、シンガポール、フィリピン、ベトナム、アラブ首長国連邦、英国、米国 34 2006年から米軍が開始し、自衛隊は2007年から毎年参加している。 日本の防衛 402 第III部 第3章 同志国などとの連携