日米豪印を中心とした多国間共同訓練・演習を通じ、島嶼防衛やサイバー対処能力、相互運用性の強化を図る取り組みについて解説している。
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第6節 日米共同訓練・演習など イ 日米豪共同指揮所演習「ヤマサクラ」(YS-87) 2024年12月、わが国で行ったYS-87は、日米豪陸軍種による最大規模の指揮所演習である。演習では、島嶼防衛を含む各種事態を想定し、米海兵隊の参加も得て、陸自の領域横断作戦、米陸軍のMDOや米海兵隊のEABOを踏まえ、豪陸軍を加えた日米豪共同による島嶼防衛作戦を演練した。また、フィリピン、英国、カナダ、シンガポール、フランス、インドがオブザーバーとして本演習に参加し、相互の連携を強化した。 (2) 海上自衛隊 ア 日米豪共同サイバー演習「ブルー・スペクトラム24」 海自は、2024年5月と9月、米海軍および豪海軍とサイバー対処に関する共同訓練を行った。サイバーセキュリティに関する技量の向上および米・豪海軍サイバー対処部隊との相互運用性の向上を図り、日米豪サイバー関連部隊間の抑止力・対処力を強化した。 イ 日米印豪共同訓練「マラバール2024」 海自は、2024年10月、ヴィシャカパトナム(インド)と同周辺海空域において米海軍、インド海軍、豪海軍および豪空軍との共同訓練を行った。海自からは、護衛艦「ありあけ」および特別警備隊が参加し、対潜戦、対空戦、対水上戦などの訓練を行い、参加各国との相互運用性の向上を図った。FOIPの実現の中核となる4か国の枠組みで、「マラバール」を継続して行ってきた意義は大きく、引き続き関係強化に取り組むこととしている。 (3) 航空自衛隊 空自は、2025年2月、グアムを拠点とする日米豪共同訓練「コープ・ノース25」に参加した。本訓練では、空自のF-35A戦闘機、E-2D早期警戒機およびKC-46A空中給油・輸送機が初めて国外訓練に参加した。日米豪3か国のF-35A戦闘機の初めての共同訓練などを行い、日米豪の相互運用性の向上を図った。 日米豪共同訓練「コープ・ノース25」(2025年2月) 第Ⅲ部 第2章 日米同盟 357 令和7年版 防衛白書