イージス・システム搭載艦の最新能力と、HGV等の経空脅威に対処するための統合防空ミサイル防衛能力の強化方針を示す。
タグ: 防衛装備, ミサイル防衛, イージス艦, HGV対処, 統合防空
ミサイル攻撃を含むわが国に対する侵攻への対応 第4節 図表Ⅲ-1-4-5 イージス・システム搭載艦の能力 イージス・システム搭載艦の能力 SPY-7レーダー ・SPY-1の5倍の追尾能力により ロフテッド軌道や同時複数の弾道ミサイルに対処 CEC ・他艦艇などが追尾した対空目標をリモートで 射撃・誘導が可能となる 共同交戦能力(CEC)を付与 SM-3ブロックⅡA ・高い迎撃能力を誇る弾道ミサイル 迎撃用誘導弾を搭載 SM-6 ・巡航ミサイルなどに加え極超音速滑空兵器 (HGV)に対し、ターミナル段階で対処 VLS ・各種能力強化に伴い128セルに増強 (まや型は96セル) ・HGV対処(滑空段階)のための 将来装備品への拡張性を付与 ★最新鋭のイージス艦と同等以上の能力を保有 2032年以降搭載を予定する装備品(拡張性) ・12式SSM能力向上型 対水上戦において、相手の脅威圏外から相手艦艇に対処 ・トマホーク 島嶼防衛などにおいて、相手の脅威圏外から地上部隊に対処 ・高出力レーザーなど ドローンによる飽和攻撃に対処 (注)細部は、設計に応じて今後変更することがある 一方、HGVの出現など多様化・複雑化・高度化の一途をたどる経空脅威に対し、最適な手段による効果的・効率的な対処を行い、被害を局限するためには、ミサイル防衛にかかる各種装備品に加え、従来、各自衛隊で個別に運用してきた防空のための各種装備品もあわせ、一体的に運用する体制を確立し、わが国全土を防護するとともに、多数の複合的な経空脅威に同時対処できる統合防空ミサイル防衛能力を強化していく必要がある。このため、各自衛隊が保有する迎撃手段について、整備・補給体系も含めて共通化、合理化を図りつつ、HGVなどの探知・追尾能力を強化するため、固定式警戒管制レーダー(FPS)などの整備や能力向上、次期警戒管制レーダーへの換装・整備を図る。また、地対空誘導弾ペトリオット・システムを改修し、新型レーダー(LTAMDS)を導入することで、PAC-3MSEによるHGVなどへの対処能力を向上させる。また、03式中距離地対空誘導弾(改善型)能力向上によりHGVや弾道ミサイル対処を可能とするための能力向上を継続 資料:ミサイル防衛について URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/defense/bmd/index.html 動画:UNIT-4 高射 URL:https://youtu.be/coZf5SbfC-M 17 HGVなどの将来脅威対処のために開発された低層防空用射撃管制レーダー。 わが国自身の防衛体制 第Ⅲ部 第1章 日本の防衛 278