2010年代以降の安全保障環境の変化と、それに対応した防衛計画の大綱策定や平和安全法制の整備、南西地域の防衛体制強化の経緯をまとめた図解。
タグ: 防衛白書, 安全保障, 平和安全法制, 南西諸島防衛, 防衛計画の大綱
わが国周辺における主な兵力の状況(概数)(2013年度) 中国 161(1) 142.3 2,580 極東ロシア 60 8 340 [凡例] 陸上 兵力 海上 兵力 航空 兵力 (万人) (万トン) (機) 北朝鮮 102 10.1 600 韓国 54.7 (2.7) 19.5 620 台湾 21.5 (1.5) 20.1 500 日本 45.3 14 420 在日米軍 1.8 130 米第7艦隊 34.7 50 在韓米軍 1.9 60 (注)1 平成26年版防衛白書をもとに作成。 2 在日・在韓米軍の陸上兵力は、陸軍および海兵隊の総数を示す。 3 ( )は海兵隊の兵力で内数。 4 日本は、実勢力を示す。 5 ----- は、1976年の日本の実勢力の水準を示す。 ~平和安全法制、新領域・南西地域の防衛体制強化の時代~ 米国のリバランス(資源の再配分) 2012年 米国が国防戦略指針で「アジア太平洋地域へのリバランス」を公表 ・政府が尖閣三島を取得・保有した2012年以降、中国船舶の尖閣周辺海域における活動が著しく活発化 ・空母「遼寧」の就役など、水上艦艇・潜水艦などの増強、第4世代戦闘機の増強(2012年) ・東シナ海で中国艦艇が、海自護衛艦に対し火器管制レーダーを照射(2013年) 海空領域などにおいて活動を急速に拡大・活発化させる中国 中国公船の尖閣諸島周辺の領海への侵入日数 本ページの期間(12年~19年) (回) 60 52 50 40 32 35 36 29 32 29 40 37 42 30 23 20 19 10 1 0 0 1 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 (年) 宇宙・サイバーなどのグローバル・コモンズへの関心の高まり 2010年 米国国家安全保障戦略(NSS)がグローバル・コモンズに言及 地球上空の軌道上に散らばる宇宙ごみを描いたCG画像(2008年4月) 【AFP=時事】 高まる朝鮮半島の緊張 2010年 韓国海軍哨戒艦「天安」が黄海で沈没 北朝鮮が韓国延坪島を砲撃 2012年 北朝鮮による衛星打ち上げとする発射 ロシアの動向 クリミア「併合」(2014年) 国家による武力の行使と認定されないように構成された、いわゆる「ハイブリッド戦」を展開 北方領土を含む極東に新装装備を配置、ミサイル戦力を増強 クリミアを編入する法律に署名するプーチン大統領(2014年3月) 【SPUTNIK/時事通信フォト】 2016年択捉島に配置した地対艦ミサイル「バスチオン」 【ロシア国防省HP】 わが国周辺でロシア軍の活動が活発化の傾向 2018年以降択捉島に展開したSu-35S戦闘機 【ロシア国防省HP】 2015年 防衛白書 2015年 2014年 2013年 防衛計画の大綱策定(25大綱) ・わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさ増大 ・米国の太平洋地域へのリバランス ・東日本大震災での自衛隊の活動における教訓 ・「統合機動防衛力」の構築 ・厳しさを増す安全保障環境に即応し、海上優勢、航空優勢の確保など事態にシームレスかつ状況に臨機に対応して機動的に行いうる、統合運用の考え方をより徹底した防衛力 2014年 防衛装備移転三原則議決 2015年 平和安全法制 ・自衛隊法改正(在外邦人等の保護措置、米軍等の武器等防護など) ・重要影響事態安全確保法(周辺事態を重要影響事態に変更) ・国際平和協力法(国際連携平和安全活動や駆け付け警護などを追加) ・事態対処法など改正(存立危機事態追加) ・国際平和支援法(国際平和共同対処事態における協力支援活動などの実施) いわゆる「駆け付け警護」の訓練を行う様子 2013年 防衛白書 2012年 2013年 国家安全保障会議設置、国家安全保障戦略策定 各種事態における実効的な抑止、対処として態勢を確保 周辺海空域における安全確保 中国が「東シナ海防空識別区」設定を宣言後も厳正な対領空侵犯措置を継続するなど、周辺海空域における安全確保 島嶼部に対する攻撃への対応(南西地域の防衛体制強化) ・南西地域への部隊配備(2016年:与那国島、2019年:奄美大島、宮古島、2023年:石垣島)や、12式地対艦ミサイル部隊などの配備 ・南西航空方面隊の新編(2017年)など、航空優勢の確保のための増強 水陸機動団の新編と海自掃海隊群の機能強化による水陸両用作戦能力の整備 弾道ミサイル攻撃への対応 「あたご」型護衛艦2隻へのBMD能力付与、イージス艦2隻の増強など 宇宙・サイバー空間における対応 自衛隊指揮通信システムのもとにサイバー防衛隊を新編(2014年) 7 令和6年版 防衛白書