インフラの老朽化に対応するため、メンテナンス産業を強化し、競争力を高める。
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(3) メンテナンス産業によるインフラビジネスの競争力強化 インフラの老朽化への対応は万国共通の課題である。今後、アジアの 新興国などで整備されているインフラが一斉に老朽化していくことに 鑑みると、その重要性は一層高まるものと考えられる。 今後は、世界最先端の技術に支えられた安全で強靭なインフラを 維持・確保するシステムをインフラビジネスの柱の一つとして位置付け、 メンテナンス産業として発展させることが重要である。 研究開発の推進によるイノベーションの創出や市場の整備、国際展開等 の取組を通じ、メンテナンス産業において世界のフロントランナーとしての 地位を築き、我が国のインフラビジネスの競争力強化を実現する。 〔目標〕 ・点検・補修等のセンサー・ロボット等の世界市場の3割を獲得 (2030年) ※ ※ 「日本再興戦略-JAPAN is BACK-」に記載されている目標値 Ⅲ. 基本的な考え方 1. インフラ機能の確実かつ効率的な確保 (1) 安全・安心の確保 国民生活や社会経済活動の基盤であるインフラは、時代とともに変化 する社会の要請を踏まえつつ、利用者や第三者の安全を確保した上で、 必要な機能を確実に発揮し続けることが大前提であり、そのために必要な 取組を確実に推進する。 ① メンテナンスサイクルの構築 インフラは、利用状況、設置された自然環境等に応じ、劣化や損傷 の進行は施設毎に異なり、その状態は時々刻々と変化する。現状では、 これらの変化を正確に捉え、インフラの寿命を精緻に評価することは 技術的に困難であるという共通認識に立ち、インフラを構成する 各施設の特性を考慮した上で、定期的な点検・診断により施設の 状態を正確に把握することが重要である。 このため、点検・診断の結果に基づき、必要な対策を適切な時期 に、着実かつ効率的・効果的に実施するとともに、これらの取組を 通じて得られた施設の状態や対策履歴等の情報を記録し、次期 点検・診断等に活用するという、「メンテナンスサイクル」を構築し、 継続的に発展させていく。 ② 多段階の対策 維持管理・更新に係る技術的知見やノウハウは、未だ蓄積途上で ある。このため、新たに得られた知見やノウハウを確実に蓄積し、 それらを基に、管理水準を向上させる取組を継続していく。 3