労働力不足解消に向けたロボティクスの活用事例として、遠隔操作による医療支援や建設・教育・介護現場での導入効果を解説している。
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第2節 活用の現状・新たな潮流 図表I-5-2-7 メタバース区役所 (出典) 江戸川区 2 ロボティクス ロボティクスの活用は、労働力不足が続く各分野での活用が期待されている。 例えば、深刻な医療分野や建設現場等においては、ロボットを遠隔操作することで熟練職員が現場に赴くことなく遠隔地に技術を届けることを可能とし、将来的には複数の現場に一人の熟練者がコミットできるようになる可能性がある。また、ロボットが家事を代行することで家庭内において発生する手間を削減することも期待される。教育現場や介護現場においては、ロボットがコミュニケーション活性の役割を担い、生徒のコミュニケーション能力の向上、入居者とのコミュニケーションや入居者同士のコミュニケーション活性のサポートを可能にする。 ア 遠隔医療 (神戸大学、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、メディカロイド) 神戸大学、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、メディカロイドは2023年2月、約500km離れた東京と神戸の2拠点間で、スタンドアローン方式の商用5Gを活用し、若手医師のロボット手術を熟練医師が遠隔地から支援する実証実験に成功した。高精細な手術映像や音声、ロボット制御の大容量データを、セキュアかつリアルタイムに伝送することで、東京の若手医師が行うロボット手術に対して、神戸の熟練医師が遠隔から手術状況を確認し、会話やロボットの代理操作を行うことが可能となり、遠隔地からの手術支援・指導を実現した*31 (図表I-5-2-8)。 *31 国立大学法人神戸大学、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、メディカロイド、神戸市「東京-神戸間(約500km)で商用の5G SAを活用し遠隔地からロボット手術を支援する実証実験に成功」2023年2月1日、<https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_230201_01.pdf> (2024/3/6参照) 84 令和6年版 情報通信白書 第I部