農村RMOの推進体制図と、愛知県岡崎市下山学区における地域づくり協議会を通じた持続可能な地域づくりの実践事例を紹介している。
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図表6-2-3 農村RMOの形成に向けた推進体制 多様な人材の参画 事務局 協議会 集落協定、集落営農 農業法人 等 自治会・町内会 婦人会・PTA 社会福祉協議会 等 地域の将来ビジョン(地域住民の共通認識)に基づく取組 農用地保全 地域資源の活用 生活支援 地域ぐるみの農地の保全・活用 直売所を核とした域内経済循環 集荷作業と併せた買物支援 伴走 都道府県レベルの支援チーム 農村RMOを目指す地域に対し、部局横断的な支援チームを形成し、伴走支援 市町村 農林部局、地域振興部局、健康福祉部局、教育委員会等 中間支援組織(NPO法人等) コーディネーター、有識者等 農協、集落支援員、生活支援コーディネーター、公民館主事、社会教育士等 都道府県 農林部局、地域振興部局、健康福祉部局、教育委員会等 全国レベルの支援 農村RMOに関する制度や事例の周知・知見の蓄積・共有 農村RMO推進研究会(有識者による事例解剖等) 農村RMO推進フォーラム(地方農政局単位での普及啓発) 中央研修会(地域リーダーのスキルアップ) 資料:農林水産省作成 (事例)持続可能な地域づくりに向け、農村RMOの活動を展開(愛知県) (1) 地域コミュニティ機能の維持に向け、地域づくり協議会を設立 愛知県岡崎市の下山学区では、人口減少や高齢化が進行する中、地域の課題を「わがごと」として捉え、地域や住民が一体となり、生産、生活扶助、資源管理に取り組み、地域コミュニティ機能の維持・強化を図ることを目指し、同市や農協等が連携し、令和4(2022)年4月に「岡崎市下山学区地域づくり協議会」を設立しました。 (2) 農村RMOの設立を目指し、持続可能な地域づくりを推進 同協議会の実行組織は、農用地保全部会、地域資源活用部会、生活支援部会、企画・施設運営部会から構成され、閉店した店舗を活動拠点としています。各部会では、遊休農地における稲作体験プログラムや自然環境資源を活用したウォーキング大会の開催、貸出車両による移動支援、地域農産物を活用した地域コミュニティ食堂の企画・開催等を行っており、これらのイベントへの同学区外からの参加も増えています。 また、同協議会では、同学区の住民を対象に、地域の課題や魅力を把握するアンケート調査を行ったほか、幅広い世代が参加するワークショップを開催し、地域課題を「わがごと」として捉え、自主的に課題解決に取り組む機運の醸成が図られました。 同ワークショップ等の検討を踏まえ、同協議会は令和5(2023)年3月に下山学区地域将来ビジョンを策定し、農用地保全、生活支援、関係人口の創出、地域プロモーションを軸に、持続可能な地域づくりに取り組んでいくとしています。 今後も、住民の意見に寄り添いながら、直売所や体験農園等の農村RMO事業の本格運用を推進し、令和7(2025)年度以降の農村RMOの設立を目指すこととしています。 「地域支えあい車両」による移動支援 資料:岡崎市下山学区地域づくり協議会 稲作体験プログラム 資料:岡崎市下山学区地域づくり協議会 第6章 319