みどりの食料システム法に基づき、環境負荷低減や有機農業の拡大に取り組む企業および農業協同組合の事例を紹介する。
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図表5-1-6 みどりの食料システム法に基づく計画認定の取組例 株式会社ふしちゃん(茨城県つくば市) 環境負荷低減事業実施計画の認定を受け、農業改良資金を活用して施設整備を行い、いちごやこまつな等の有機栽培の面積を拡大 *写真の出典は、株式会社ふしちゃん 三和油脂株式会社(山形県天童市) こめ油の精製過程の副産物である脱脂米糠や工場排水処理で生じる有機汚泥を活用した堆肥ペレット等を製造する設備を新たに導入し、東北地域を中心に普及拡大を図り、化学肥料の使用低減に寄与 *写真の出典は、三和油脂株式会社 資料:農林水産省作成 (事例) みどりの食料システム法の認定等により有機農業の取組を拡大(徳島県) (1) 農協の生産部会による有機農業の取組を推進 徳島県東部に位置する東とくしま農業協同組合特別栽培米生産部会は、売上単価の向上を目指しており、環境負荷を低減した米の栽培に取り組んでいます。 同部会では、同農協の参与の西田聖さんが中心となり、土壌分析の結果に基づく土づくりを基本とした「BLOF*理論」という手法に基づく栽培を行っており、マニュアルや栽培暦のほか、講習会等により技術の普及と生産方法の共通化を図っています。また、鶏ふんやしいたけの廃菌床等の地域の未利用資源を活用することで、コストを抑える工夫を行っています。 これらの取組により、特別栽培米の生産から、有機米の生産へ移行する会員も増えています。 (2) 有機農業の更なる拡大に向けて 同農協では、みどりの食料システム法で掲げる有機農業の目標の早期実現に向けて、令和12(2030)年までに、管内の水稲栽培面積の25%に当たる420haを有機農業の栽培面積にする目標を掲げています。有機農業の裾野を広げるため、令和5(2023)年2月には、特別栽培米を含めた独自ブランド米の販売を開始し、化学肥料・化学薬品の使用低減を推進しているほか、新たに米の栽培を始める若い農業者も加わることにより、生産が拡大しています。同年12月には、みどりの食料システム法の認定を受け、管内での有機農業の更なる拡大を目指しています。 * Bio Logical Farmingの略 香川県 小松島市 徳島県 阿南市 高知県 部会の勉強会の様子 資料:東とくしま農業協同組合 独自ブランド米 資料:東とくしま農業協同組合 第5章 275