デジタルプラットフォームが市場で強固な地位を築くための4つの経済的メカニズム(間接ネットワーク効果、ロックイン効果、規模の経済、範囲の経済)を解説している。
タグ: デジタルプラットフォーム, 市場競争, ネットワーク効果, 規模の経済, 範囲の経済, ロックイン効果
(参考) デジタルプラットフォームに関する主な特徴 2 デジタルプラットフォームに関しては、一定の規模を達成した場合、間接ネットワーク効果が十分に生じ、規模の経済及びロックイン効果が更に強く働くことで、市場における地位がより強固なものになる。また、範囲の経済が働くことで、サービス提供分野の拡大が容易になるという特徴もある。 1. 間接ネットワーク効果 ※同じネットワークに属する参加者グループが複数存在し、一方のグループの参加者が増加する際に、他方のグループの参加者の便益が高まる効果(正の間接ネットワーク効果) ※図はモバイルOS/アプリストアの例 (正の) 間接ネットワーク効果 【消費者→アプリ提供事業者】 利用する消費者が多いモバイルOS/アプリストアはアプリ提供事業者にとって魅力的 ⇒利用するアプリ提供者↑ モバイルOS/アプリストア (正の) 間接ネットワーク効果 【アプリ提供事業者→消費者】 利用するアプリ提供者が多いモバイルOS/アプリストアは消費者にとって魅力的 ⇒利用する消費者↑ 2. ロックイン効果 ※ある財・サービスの利用者がその利用を止めて別の財・サービスに利用を変更したいと考えたとしても、スイッチングコストや間接ネットワーク効果等の理由により、その変更を行えない状態 ※図はモバイルOSの例 使い慣れている 同じモバイルOS端末 操作の変化への順応に時間を要する 異なるモバイルOS端末 3. 規模の経済 ※ある財・サービスの生産量を増やすほど当該財・サービスの1単位当たりの平均費用が逓減すること 1単位当たりの費用 高 低 利用者数 少 多 ■可変費用 ■固定費用 4. 範囲の経済 ※複数の財・サービスをそれぞれ別の企業で生産するよりも、同一企業がまとめて生産する方が、当該財・サービスの生産費用が小さくなり、効率性が高まること A事業 B事業 共通コスト +