モバイルOSおよびアプリ流通市場における競争環境の実態を調査し、Google・Appleの二重の立場と競争圧力の不足を分析した。
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実態調査の例②:モバイルOS等に関する実態調査 (1/2) 18 調査の趣旨・意義 新型コロナウイルス感染拡大も受け、経済のデジタル化はより一層進展。人々が多様なデジタルサービスにアクセスする際、主要な接点/入口となるのがスマートフォン。 ・消費者にとってスマートフォンは生活必需品となっており、スマートフォン利用率(全年代)は95.3% (2021年) ・スマートフォン等のモバイル機器の利用時間(全年代、平日)も、37.6分 (2012年) から110.0分 (2021年) に増加 スマートフォン上のアプリやスマートフォンと連携して用いられる商品を通じてサービスを提供するためには、モバイルOS及びアプリストアといったアプリ流通ルートへのアクセスが必須。 モバイルOSやアプリ流通ルートの競争の実態を把握することは、これらの市場(モバイルOS市場、アプリ流通サービス市場)に加えて、スマートフォン上で提供されるアプリや、スマートフォンと連携して用いられる商品(アプリ市場その他周辺市場(※))も含め、競争環境を整備する観点からも非常に重要。 (※) スマートフォンと連携して用いられる商品(スマートウォッチ、スマートスピーカー等)の市場については周辺市場とし、アプリ市場と併せて「アプリ市場その他周辺市場」として捉える。 【調査(競争環境の評価) 対象市場】 モバイルOS市場 アプリ流通サービス市場 これらの市場において有効な競争が働いているかどうかや、モバイルOS市場とアプリ流通サービス市場の競争に与える影響等について調査。 市場の状況 モバイルOSを中心としたエコシステム(モバイル・エコシステム) ・スマートフォンユーザーと多くの商品・サービス事業者とをつなぐため形成されたレイヤー構造 ・多面市場であり、モバイル・エコシステム全体として収益を生み出すようなビジネスモデル ウェブサービス(ウェブアプリ形式等) アプリ市場 アプリ流通サービス市場 OS市場 端末市場 ネイティブアプリ Apple製 その他ベンダー製 ネイティブアプリ Google製 その他ベンダー製 サイドローディング App Store Safari その他 Google Play その他 Chrome 他のアプリストア iOS Android iPhone Google Pixel その他OEM製 競争環境の評価 アプリ市場その他周辺市場においては、新しいアプリや商品が誕生しており、競争が一定程度行われている状況 Google・Appleは、モバイルOS提供・アプリストア運営を行いながら、アプリ市場その他周辺市場においても他の事業者と競合(二重の立場) モバイルOS市場・アプリ流通サービス市場においては、Google・Appleが提供するモバイルOS・アプリストアに対し、十分な競争圧力が働いていない モバイルOSのシェア(端末ベース) Android : 53.4% iOS : 46.6% アプリストアのシェア等 Google Play : 約1兆4000億円、App Store : 約1兆5900億円(売上高) iOSにおけるApp Storeのシェアは100% AndroidにおけるGoogle Playのシェアは90%台後半と推定 <iOSエコシステム> <Androidエコシステム>