G20議長国としてのリーダーシップ発揮や国際会議への貢献、金融庁の国際的な体制整備と参与の活躍について報告している。
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Ⅲ. 世界共通の課題の解決への貢献と金融当局・金融行政運営の改革 1. 世界共通の課題の解決への貢献及び国際的な当局間のネットワーク・協力の強化 (1) 世界共通の課題の解決への貢献 ① 国際的な議論への貢献 【金融行政上の課題】 世界金融危機から10年を経て、危機再発防止のための国際的な規制改革のほとんどの項目は最終化された。これを踏まえ、国際的な議論の焦点を危機の振り返りから将来を見据えたものにシフトしていくことが望ましい。我が国は本年のG20財務大臣・中央銀行総裁会議の議長国としてリーダーシップを発揮していく必要がある。 【昨事務年度の実績】 G20議長国として、金融市場の分断回避、金融技術革新、高齢化と金融包摂を金融セクター関連の主要課題(プライオリティ)として設定し、具体的な提案や各国との調整を行い、関連国際会議の議長を務めるなどした上で、本年6月の財務大臣・中央銀行総裁会議(於:福岡)及び首脳会議(於:大阪)に成果を提出した(図表Ⅲ-1-(1)-1、2)。このような国際的な議論に貢献するための体制整備として、G20準備室を設立するとともに、金融庁参与にカルアナ前国際決済銀行(BIS)総裁を任命し、有益なアドバイスを得た(昨年8月)。 また、本年3月に、経済協力開発機構(OECD)の保険・私的年金委員会の新議長に、金融庁の参与が就任した。 図表Ⅲ-1-(1)-1 G20財務大臣・中央銀行総裁会議(於:福岡) (資料)財務省 120