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A.2023年の飼料供給量における自給率の低い濃厚飼料の割合は80%。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
第3節 我が国における農業生産資材供給の状況 (コラム) 国内種苗会社が野菜種子の安定供給に向けて取組を展開 我が国の種苗会社には、グローバル企業も多く、170か国以上に向けて野菜種子を販売している会社もあります。 野菜種子の品質として、特に発芽力が収穫の出来具合に大きく影響しますが、このような種子の能力の確保は、採種地選びが命運を握っていると言っても過言ではありません。種苗会社が野菜種子の新たな採種地の候補を検討する際は、まずはその野菜の原産地やその時点で野生種が存在する場所を考慮します。例えば、にんじんの原産地は、アフガニスタン周辺です。また、令和6(2024)年時点で野生にんじんが存在する場所は世界に幾つかあり、いずれも極端な冬の寒さがなく、春から夏にかけて穏やかな天候で乾燥している地域です。 種苗会社は、このような場所の中から、他品種と交雑しない立地条件、生産に適した日照・気温・雨量・土壌条件か、周囲に病害の発生要因となる植物等がいないか、農業者の採種技術等の栽培インフラや輸送インフラが適切かどうかなどの環境条件を確認しながら候補地を選んでいます。 候補地では、実際に栽培試験を行い、計画どおりに開花・交配が可能か、混入や交雑をしないか、必要な量や品質を確保できるかなどについて確認を行います。このような行程を経て、採種地が適切と確認できたら、種苗会社は我が国から原種を持って行き、本格的に栽培を開始します。 このように、我が国の種苗会社は、世界各地に野菜種子の採種地を分散し、発芽が良く、病原菌の付着や異物の混入がなく、目的とした形質や性質を発揮できる高品質な野菜種子を安定的に供給することを目指した活動を行っています。 種苗生産の流れ <種類> <品種改良> <原種> <採種> <一般生産> 野菜・花き 国内の種苗会社 種苗会社が委託した国内の採種生産者 種苗会社が委託した海外の採種生産者 国内の種苗会社 生産者(農家等) 資料:農林水産省作成 (飼料の供給状況) 令和5(2023)年度の畜産における飼料供給量は、概算で2,369万3千TDN'tとなっており、自給率が高い粗飼料が20%、自給率が低い濃厚飼料が80%となっています。飼料穀物の輸入量は1,286万tで、そのうちとうもろこしが約9割となっています(図表1-3-5)。とうもろこしの輸入については、米国とブラジルで約9割を占めている状況です。飼料穀物の不測の事態に備え、配合飼料メーカー等が、飼料穀物の需要量の約1か月分に相当する100万tを備蓄しています。 1 Total Digestible Nutrientsの略で、家畜が消化できる養分の総量 86