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A.2040年の総務省による2040年のデータ流通量予測は348倍。
総務省のデータによると、2040年のデータ流通量は2020年と比較して348倍に増加すると予測されています。2040年に向けたデータトラフィックの急増を示す指標です。
出典: 総務省『令和6年版 情報通信白書(全体版)』2024年7月公表
デジタルテクノロジーとのさらなる共生に向けた課題と必要な取組 第1節 やエッジコンピューティング等の計算資源とネットワークの連携や一体的運用が更に進むことが想定される。 また、社会の様々な現場においてAIが学習・高度化するために必要となるデータ等が発生・流通し、これが通信トラヒックの増加とそれに伴う消費電力の増大に拍車をかける可能性が考えられる。三菱総合研究所によると、2030年代にかけてAIで駆動されたアバターやロボットが広く実用化されることを見越すと、2040年のデータ流通量は、2020年の348倍に増えるとされている(図表I-6-1-1)。 図表I-6-1-1 Beyond 5G時代のデータトラフィックの増加 2020年 1 2040年 348 0 100 200 300 400 トラフィック(2020年=1とした場合) 動画 自動車 放送 ライフログ メタバース(プライベート活用) メタバース(オフィス活用) メタバース(オフィス産業活用) センサー 機器制御 生成AI その他 (出典)三菱総合研究所「ICTインフラの三重苦を回避する」*24 こうしたデータ通信トラヒックの増加とそれに伴う消費電力の増加に対応し、デジタルテクノロジーの活用を進めるためには、電力消費を抑えつつ、リアルタイムかつ大容量のデータの送受信を可能とするBeyond 5Gの実現が求められる。Beyond 5Gは、5Gの特長とされている高速大容量、低遅延、多数同時接続といった機能を更に高度化するほか、近年のリモート化・オンライン化の進展等による通信トラヒックの増加に伴うネットワークの消費電力の増加に対応した低消費電力化、通信カバレッジを拡張する拡張性、ネットワークの安全・信頼性や自律性といった新たな機能の実現が期待されている。また、電気通信と光通信を融合させることでネットワークの高速化と大幅な低消費電力化を実現する光電融合技術を活用したオール光ネットワーク技術が注目されている。 総務省では、2021年9月に情報通信審議会に「Beyond 5Gに向けた情報通信技術戦略の在り方-強靭で活力のある2030年代の社会を目指して-」について諮問し、2022年6月に中間答申を受けた。中間答申においては、我が国として目指すべきネットワークの姿、オール光ネットワーク技術や非地上系ネットワーク(NTN:Non Terrestrial Network)技術、セキュアな仮想化・統合ネットワーク技術など国として注力すべき重点技術分野、研究開発から社会実装、知財・標準化、海外展開までを一体で戦略的に推進する方向性が示された。その後、中間答申を踏まえて設置されたNICTへの恒久的な研究開発基金の運用が本格化していること、オール光ネットワークについて官民関係機関による活用に向けた検討の動きが進展していること、国際的にはBeyond 5Gをめぐり市場獲得を目指した研究開発及び国際標準化における様々な取組が拡大していること等を踏まえ、2023年11月より情報通信審議会における検討が再開され、2024年6月に最終答申が行われた。 *24 https://www.mri.co.jp/knowledge/mreview/202307.html 第6章 デジタルテクノロジーとのさらなる共生に向けて 令和6年版 情報通信白書 第I部 95