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A.2021年の日本の鉄鋼生産の付加価値のうちカナダへ再度輸出される分は25ドル。
出典: 内閣府『令和7年度 経済財政白書(全体版)』2025年7月公表
(3) 中間参加 (中間財生産、フローの中間) ①輸入された中間財を利用するケース (輸入された付加価値のうち輸出先が再輸出した分) A国 B国 C国 中間財輸入 中間財輸出 中間財輸出 産業N 輸入 輸入 中間財 ②国内で生産された中間財を利用するケース (国内他産業で創出された付加価値のうち輸出先が再輸出した分) A国 B国 C国 中間財 中間財輸出 中間財輸出 産業 輸出 輸出 (備考) 1. Borin, Mancini and Taglioni (2021) を参考に作成。 2. 四角は国、丸は産業、矢印は財及びそれに付随する付加価値の流れをそれぞれ表している。前方・後方・中間参加は、それぞれB国の産業Nからみたもの。上図では、簡素化のため、財についてのみ描写しているが、サービスについても同様。 こうした生産面からみたGVC参加の流れを、輸出面同様、設例を用いて図示しているのが第3-1-28図である。ここでは、ブラジルは鉄鉱石を日本に輸出、日本は輸入された鉄鉱石を鉄鋼に加工し、自国内の他産業で利用又は米国に輸出、米国は輸入された鉄鋼を自動車に加工し、自国内で販売又はカナダ輸出するケースを考える。 まず、ブラジルの鉄鉱石生産20ドル分の付加価値は、日本国内で利用される10ドル分と米国に再度輸出される10ドル分に分けられ、前者は伝統的貿易、後者は前方参加に区分される。次に日本の鉄鋼生産100ドル分の付加価値は、ブラジルで創出された20ドル分と日本で付加された80ドル分に分割できる。輸入された付加価値と国内で創出された付加価値は、国内利用分と輸出分のそれぞれに均等に分配されると仮定すると、国内他産業に利用される付加価値及び米国に輸出される付加価値はそれぞれブラジルからの輸入分10ドルと日本国内創出分40ドルに分けられ、さらに米国への輸出分については、米国国内の需要に吸収される25ドル分(ブラジルからの輸入分5ドル、日本国内創出分20ドル)とカナダへ再度輸出される25ドル分(ブラジルからの輸入分5ドル、日本国内創出分20ドル)に分割できる。国内利用分については、ブラジルからの輸入分10ドルは伝統的貿易、日本国内創出分40ドルは 339