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A.2021年の日本の原油の中東依存度(2021年度)は91.7%。
資源エネルギー庁によると、2021年度の日本の原油輸入における中東への依存度は91.7%です。日本の原油調達において中東地域が極めて高い割合を占めている現状を具体的な統計数値で示しています。
出典: 資源エネルギー庁『エネルギー白書2022(全文版)』2022年6月公表
第1部 エネルギーをめぐる状況と主な対策 第3章 エネルギーを巡る不確実性への対応 C O L U M N 日本におけるサハリン1・2プロジェクトの重要性 日本は、原油及びLNGの輸入のほぼ全量を海外からの輸入に依存しており、エネルギー安定供給の観点か ら供給源の多角化を進めてきました。特に、原油は91.7%を中東に依存しており、LNGも豪州やマレーシア、 カタールといった特定の産ガス国の依存度が高いことから、調達先の多角化が急務となっています。 こうした日本の脆弱なエネルギー供給構造の中で、ロシアからの原油及びLNGの輸入は、それぞれ日本の 輸入量全体の3.6%、8.8%であり、この太宗を占めるサハリン1・2は、日本にとって重要な供給元となって います。また、中東を始めとする他の国や地域と比べて、日本との距離 が非常に近く、輸送日数やコストを低く抑えられ、マラッカ海峡やホルムズ海峡といったチョークポイント を通過する必要がないため、安全かつ安定的な供給が可能となっています。 【第132-3-7】日本の原油・LNG・石炭輸入におけるロシアのシェア (2021年速報値) 原油輸入量 (2021年) 約248万B/D クウェート 8.4% サウジアラビア 39.7% UAE 34.7% ロシア 3.6% カタール 7.6% オマーン 0.7% バーレーン 0.8% UAE 1.8% インドネシア 2.5% その他 2.8% アルジェリア 0.3% マレーシア 0.3% LNG輸入量 (2021年) 約7432万トン ロシア 8.8% カタール 12.1% マレーシア 13.6% オーストラリア 35.8% 米国 9.5% 石炭輸入量 約1億 8260万トン ロシア 11% オーストラリア 66% インドネシア 12% その他 2.5% 米国 5% カナダ 4% その他 2% ロシア: 日量9万バレル (3.6%: 5位) ロシア: 657万トン (8.8%: 5位) ロシア: 約1973万トン (11%: 3位) 資料: 財務省貿易統計 しかしながら、今般のロシアによるウクライナ侵略を受けて、G7を始めとする欧米各国は、ロシアに対し、 エネルギー分野を含む様々な制裁措置を講じてきました。2022年3月11日のG7首脳声明では、秩序立った形で、 資源の安定供給のため、ロシアのエネルギー依存度を高く、EUとしては、2030年までにロシア産化石燃料からの脱 却を目指す計画(「REPowerEU」)を発表し、自国へのエネルギー安定供給を確保すべき検討を進める発言を しています。 【第132-3-8】G7各国の一一次エネルギー自給率とロシアへの依存度 国名 一次エネルギー自給率 (2020年) ロシアへの依存度 (輸入量におけるロシアの割合) (2020年) 石油 天然ガス 石炭 石油 天然ガス 石炭 日本 11% (石油:0% ガス:3% 石炭:0%) 4% (シェア75位) 9% (シェア3位) 11% (シェア3位) 米国 106% (石油:103% ガス:110% 石炭:18%) 1% (シェア115位) 0% (シェア7位) 0% (シェア7位) カナダ 179% (石油:276% ガス:13% 石炭:232%) 0% (シェア7位) 0% (シェア7位) 0% (シェア7位) 英国 75% (石油:101% ガス:53% 石炭:20%) 11% (シェア3位) 5% (シェア4位) 36% (シェア1位) フランス 55% (石油:1% ガス:0% 石炭:5%) 0% (シェア7位) 27% (シェア2位) 29% (シェア2位) ドイツ 35% (石油:3%) 34% (シェア1位) 43% (シェア1位) 48% (シェア1位) イタリア 25% (石油:13% ガス:5% 石炭:0%) 11% (シェア4位) 31% (シェア1位) 56% (シェア1位) 資料: World Economy Balances 2020 (自給率)、BP統計、EIA Oil Information、 Cedigaz統計、Coal Information (依存度) 58 エネルギー白書2022_1部3章.indd 58 2022/05/27 11:08:32