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A.2022年の尿素の輸入通関価格(令和4年4月過去最高値)は11.7万円/t。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
第3節 我が国における農業生産資材供給の状況 (肥料原料の輸入通関価格は令和5(2023)年1月以降、おおむね下落基調) 肥料原料の輸入通関価格は、令和3(2021)年以降、上昇傾向にある中で、ロシアによるウクライナ侵略等の要因も重なり、尿素は令和4(2022)年4月に過去最高値となる11万7千円/t、りん酸アンモニウムは令和4(2022)年7月に過去最高値となる16万7千円/t、塩化加里は令和4(2022)年10月に過去最高値となる16万1千円/tとなるなど価格が急騰しました(図表1-3-2)。その後、国際的な需要の落ち着き等を背景として、令和5(2023)年1月以降はおおむね下落基調となりましたが、今後も需給動向を注視する必要があります。 図表1-3-2 肥料原料の輸入通関価格 千円/t 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 令和3年 4 5 6 7 (2021) (2022) (2023) (2024) (2025) りん酸アンモニウム 尿素 塩化加里 資料:財務省「貿易統計」を基に農林水産省作成 注:月当たりの輸入量が5千t以下の月は前月の価格を表記 また、我が国の農業生産資材価格指数(肥料)は、令和3(2021)年以降、上昇傾向で推移し、令和5(2023)年4月には155.3まで急騰しましたが、その後はやや落ち着いてきています(図表1-3-3)。 肥料価格は、農業経営に影響を及ぼすことから、今後も国際情勢等を含め、価格動向を注視していく必要があります。 図表1-3-3 農業生産資材価格指数(肥料) 160 150 140 130 120 110 100 90 1月 7月 1月 7月 1月 7月 1月 7月 1月 2月 令和3年 4 5 6 7 (2021) (2022) (2023) (2024) (2025) 155.3 資料:農林水産省「農業物価統計調査」 注:1)令和2(2020)年の平均価格を100とした各年各月の数値 2)令和6(2024)、7(2025)年は概数値 (肥料原料の備蓄の取組を支援) 肥料は原料の大部分を輸入に依存していることから、世界的な穀物需要の増加や紛争の発生等の国際情勢の変化により、供給途絶リスクが顕在化しています。 このため、令和4(2022)年5月に成立した経済安全保障推進法に基づく特定重要物資として肥料を指定し、特に供給途絶リスクの高い肥料原料であるりん酸アンモニウムと塩化加里を対象に、令和9(2027)年度までに年間需要量の3か月分の備蓄体制を構築することを目標に、肥料関係事業者における原料保管に係る取組を支援しています。令和6(2024)年11月 1 正式名称は「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」 84