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A.2025年の中国の第4世代・第5世代戦闘機数(2025年3月31日時点見込み)は1668機。
出典: 防衛省『令和7年版 防衛白書(前編)』2025年7月公表
中国 第2節 図表 I -3-2-8 中国の主な航空戦力 第4・第5世代戦闘機 (機数) 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 17 19 20 21 22 23 24 25 (年) 1,668 日本の第4世代・第5世代戦闘機 :330機 (2025年3月31日時点) Su-27(J-11) Su-30 Su-35 J-10 J-15 J-16 J-20 (6) 宇宙・サイバー・電磁波の領域に関する能力 軍事分野での情報収集、指揮通信などは、近年、人工衛星やコンピュータ・ネットワークへの依存を高めている。そのようななか、中国は、「宇宙空間とネットワーク空間は各方面の戦略的競争の新たな要害の高地(攻略ポイント)」であると表明し、紛争時に自身の情報システムやネットワークなどを防護する一方、敵の情報システムやネットワークなどを無力化し、情報優勢を獲得することが重要であると認識しているとみられる。 宇宙領域について、中国の宇宙利用にかかわる行政組織や国有企業が軍と密接な協力関係にあると指摘されていることなども踏まえれば、中国は宇宙における軍事作戦遂行能力の向上も企図していると考えられる28。具体的には、近年、軍事目的にも利用しうる人工衛星の数を急速に増加させており、例えば、中国版GPSとも呼ばれ、弾道ミサイルといった誘導機能を有する兵器システムへの利用などが指摘されるグローバル衛星測位システム「北斗」は、2018年末に全世界での運用が開始され、2020年6月に本システムを構成する全衛星の打ち上げが完了したとされる。 サイバー領域では、ネットワークに対するサイバー作戦能力を強化しているとみられ、米国防省は、米国内の重要インフラに対して、局地的・一時的な混乱を引き起こすようなサイバー攻撃を実施する能力があると指摘している29。このような能力は、中国の「A2/AD」能力を強化するものであると考えられる。このほか、現在の中国の主要な軍事訓練には、指揮システムの攻撃・防衛両面を含むサイバー作戦などの要素が必ず含まれているとの指摘もある。なお、中国の武装力の一つである民兵の中には、サイバー領域における能力に秀でた「サイバー民兵」も存在すると指摘されている。 さらに電磁波領域について、わが国周辺にたびたび飛来しているY-8電子戦機のみならず、J-15艦載機やJ-16戦闘機、H-6爆撃機にも、電子戦ポッドを備え、電子戦能力を有するとみられるものの存在が指摘されている。 (7) 中国が進める軍事の「智能化」 中国が提唱する「智能化戦争」は「IoT情報システムに基づき、智能化された武器・装備とそれに応じた作戦方法を用いて、陸、海、空、宇宙、電磁波、サイバー、認知領域において展開する一体化した戦争」といわれており、認知領域も将来の戦闘様相において重要なものと認識されているとみられる。 また、「智能化戦争」に関し、中国軍は、 ◆ 新技術によって将来戦闘の速度とテンポが上昇し、また、戦場での不確実性を低減して情報処理の速度と 28 米国家情報長官「世界脅威評価書」(2019年)による。 29 米国防省「中華人民共和国の軍事および安全保障の進展に関する年次報告」(2024年)による。 日本の防衛 72