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2022年の欧州におけるロシア産天然ガスの供給減は5,273万トンである。ウクライナ侵攻に伴う制裁によりロシア産ガスが大幅に減少し、欧州のエネルギーセキュリティが危機的状況に直面した。
エネルギーセキュリティを巡る課題と対応 ロシアによるウクライナ侵略がもたらしたエネルギー危機 ① EUやG7を中心にロシア産エネルギーからの脱却を目指す中、天然ガスをはじめエネルギーをロシアに依存していた欧州には「代替エネルギーの確保」という喫緊の課題が発生。 ②欧州では省エネや石炭火力・原子力 の活用等を進めつつ、LNG輸入を急速に拡大して対応。 ① ロシアへの経済制裁の内容・ロシア産エネルギーへの依存度 ② ロシア産天然ガスからの脱却に伴う欧州の対応 2021-22年の欧州の天然ガス需給バランス EUの動向 G7等の動向 ロシアの動向 万トン 38,000 35,529 36,000 <2022年3月> ロシア産エネルギーからの フェーズアウトに合意 <2022年3月> (米)ロシア産エネルギーの 禁輸方針を発表 (英)原油禁輸方針を発表 <2022年3月> 「非友好国」への天然ガス輸出 をルーブルでの決済に限定する 方針を発表 34,000 32,000 30,000 28,000 26,000 24,000 0 21年の欧州 天然ガス需要 欧州 需要減 ロシア 供給減 LNG 供給増 ノルウェー 供給増 その他 22年の欧州 天然ガス需要 -4,552 -5,273 +4,007 +1,929 -662 <4月> 石炭禁輸方針を発表 <4月> (G7) 石炭輸入のフェーズアウト・ 禁止にコミット <4月以降> ルーブル支払の拒絶を理由に、 ポーランド・ブルガリア等への天然 ガスの供給停止 <6月> 原油禁輸方針を発表 <5月> (G7) 石油輸入のフェーズアウト 又は禁止にコミット <8月31日以降> ノルドストリーム1稼働停止 <10月> 原油価格の上限定設定に 合意(プライスキャップ) <9月> (G7) 原油価格の上限定設定に 合意(プライスキャップ) <12月> 個々の契約にプライスキャップが 規定されている場合の禁輸決定 <12月> プライスキャップ導入開始 <12月> (G7) プライスキャップ導入開始 出典: Department for Business, Energy & Industrial Strategy "Energy Trends: UK gas", Eurostat, ENTSOG Transparency Platform, Kplerからエネルギー経済社会研究所作成 <代替エネルギー確保に向けたその他の対応> ※天然ガス・LNG確保を除く エネルギー 自給率 (2021年) ロシアへの依存度 (2020年の輸入量におけるロシア比率) ※日本のみ2021年 石油 天然ガス 石炭 ドイツ 停止中の石炭火力発電所を再稼働 2022年末で廃止予定の原子力発電所を、2023年4月まで活用 日本 13% 4% 9% 11% イタリア 23% 11% 31% 56% ドイツ 35% 34% 43% 48% フランス 54% 0% 27% 29% 英国 61% 11% 5% 36% 米国 104% 1% 0% 0% カナダ 186% 0% 0% 0% 英国 2022年9月で廃止予定の石炭火力発電所の運転期間を延長 最大8基の原子炉新設等を含む、国産エネルギーの増強方針を発表 フランス 廃止予定のため既に停止していた石炭火力発電所を再稼働 エネルギー安全保障確保に向け、原子力・再エネ推進の方針を発表 出典: World Energy Balances 2022, BP統計, EIA, Oil Information, Cedigaz統計, Coal Information, 貿易統計 4