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A.2024年の2040年代の安全保障環境の実現は2040年代。
出典: 防衛省『令和7年版 防衛白書(前編)』2025年7月公表
2040年代
2040年代の安全保障環境の実現
第1節 多角的・多層的な安全保障協力の戦略的な推進 を進めていくことで、インド太平洋地域で、ルールに基づく国際秩序を回復し、アカウンタビリティを強化し、国際公益を増進していきたいという共通の精神と、「第二に、その上で、こうした共通の価値と利益を共有する各国の国防当局が、インド太平洋全体を俯瞰的に捉え、それぞれの自主的な取組の間で協力と連携を強化し、シナジーを生み出すことによって、インド太平洋地域全体に新たな価値と利益をもたらしていくという姿勢」を、各国の防衛当局が改めて確認し合うことの重要性を強調した。その上で、このような方向性を「One Cooperative Effort Among Nations: Perspective for the Indo-Pacific」、すなわちOCEANの精神と呼ぶことを提案した。 参照 資料81(第22回シャングリラ会合中谷防衛大臣スピーチ) イ 各軍種の取組 吉田統幕長は、2024年9月、米インド太平洋軍が主催するインド太平洋参謀総長等会議(CHOD)に参加し、インド太平洋地域の情勢や安全保障上の課題について認識を共有し、多国間における地域の平和と安定に向けた連携を一層強化する旨述べた。 インド太平洋参謀総長等会議で討議に参加する吉田統幕長(2024年9月) 森下陸幕長は、同年5月にハワイで開催された太平洋地上軍シンポジウム(LANPAC)2024、同年8月にフィジーで開催されたインド太平洋地域陸軍管理セミナー(IPAMS)、同年9月にオーストラリアで開催された豪陸軍主催陸軍参謀長シンポジウム(CAS)に参加した。さ らに、同年12月、わが国においてランド・フォーシーズ・サミット(LFS)を主催し、FOIPの実現のため、同盟国・同志国間の重層的な陸軍種ネットワークを構築し、インド太平洋地域の平和と安定に寄与していくことで一致した。 太平洋地上軍シンポジウム(LANPAC)2024で討議に参加する森下陸幕長(2024年5月) 酒井海幕長(当時)は、同年5月、英国ロンドンで開催された英海軍第一海軍卿主催シーパワー会議に初参加した。テーマを2040年代の安全保障環境としてスピーチした。同年10月、齋藤海幕長は、イタリアにおいて、海軍地域シーパワー・シンポジウムに参加した水中領域の防衛についてスピーチするとともに、FOIPの重要性を強調した。 海軍地域シーパワー・シンポジウムに参加する齋藤海幕長(2024年10月) 内倉空幕長は、同年4月に米国で開催された宇宙参謀長等会および連合宇宙作戦イニシアチブ(CSpO)将 Combined Space Operations Initiative 32 米国をはじめとする同志国で構成される多国間枠組みであり、宇宙安全保障に必要な政策・運用・体制・法的な課題などに関する各種議論を実施する多国間枠組み。2014年に米英豪加の4か国で発足し、現在は、ニュージーランド、ドイツ、フランス、日本、イタリア、ノルウェーを加えた全10か国が参加している。 401 令和7年版 防衛白書