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A.2024年1月に実施された台湾総統選挙では、与党候補者の頼清徳氏が当選
出典: 防衛省『令和6年版 防衛白書(ダイジェスト)』2024年7月公表
2024年1月に実施された台湾総統選挙では、与党候補者の頼清徳氏が当選
第 Ⅰ 部 わが国を取り巻く 安全保障環境 激化する米中中の戦略的競争、緊張感が高まる台湾情勢 ●中国の国力伸長によるパワーバランスの変化や種々の懸案などにより、 近年、米中の政治・経済・軍事にかたる競争が一層顕在化 ●中台の軍事バランスは、全体として中国側に有利な方向に急速に傾斜す る形で変化 ●台湾について、中国は、台湾は中国の一部であり、台湾問題は内政問題 であるとの原則を堅持。武力行使を放棄していない旨たびたび表明。米 台接近に対し、中国は、台湾周辺での軍事活動をさらに活発化 ●2024年1月に実施された台湾総統選挙では、与党候補者の頼清徳氏が当選 北朝鮮 ~核・ミサイル開発の進展~ ●北朝鮮の軍事動向は、わが国の安全保障にとって従前よりも一層重大かつ 差し迫った脅威。地域と国際社会の平和と安全を著しく損なうもの。大量 破壊兵器の不拡散の観点からも、国際社会全体にとって深刻な課題 ●北朝鮮は、過去6回の核実験を実施し、技術的には、わが国を射程に収 める弾道ミサイルに核兵器を搭載してわが国を攻撃する能力を保有 ●近年、極めて速いスピードで継続的にミサイル開発を推進、変則的な軌道 で飛翔する弾道ミサイルや「極超音速ミサイル」と称するものなどを発射。 ●戦術核兵器の搭載を念頭に置いた長距離巡航ミサイルの実用化も追求 ●2023年以降、固体燃料推進方式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火 星18」の発射や衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した 発射などを実施。保有する装備体系の多様化や、核・ミサイル運用能力を 補完する情報収集・警戒監視・偵察(ISR)手段の確保といった、質的な 意味での核・ミサイル能力の向上に注力 ● ロシア ~「強い国家」を掲げるロシアと中国の戦略的連携~ ●ロシア軍は、極東方面にも最新の装備を配備する傾向にある など、わが国周辺における活発な軍事活動を継続。わが国を 含むインド太平洋地域におけるロシアの軍事動向は、中国 との戦略的な連携と相まって安全保障上の強い懸念 ●「強い国家」を掲げるロシアは、各種の新型兵器の開発・配備 を進めてきたが、ウクライナ侵略開始後は、兵員数の増加や 部隊編制の拡大改編も指向 ●わが国固有の領土である北方領土において、不法占拠のも と、軍の活発な活動を継続。所部署の施設整備を進めてい るほか、海軍所属の沿岸(対地艦)ミサイルや航空宇宙軍所 属の戦闘機などの新たな装備も配備し、周辺海・空域におい て大規模な演習も実施 25 令和6年版 防衛白書