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A.2023年の2023年9月の農林水産省や近隣都県等の机上演習参加人数は220人。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
第11節 伝染性疾病等の発生予防 生が拡大する中、我が国への侵入リスクが、かつてないほど高まっています。ASFは有効なワクチンや治療法がなく、環境中にウイルスが長く残ることから、一度侵入を許すと、我が国の畜産業に壊滅的な被害が生じることとなります。ASFウイルスの万が一の侵入に備え、農研機構動物衛生研究部門等が中心となって、安全で有効なワクチンを開発するべく精力的に研究を推進しています。ASFの感染拡大には野生イノシシの関与が極めて大きいと考えられており、万が一我が国にウイルスが侵入した場合、感染拡大を防止するためには、サーベイランスによる早期発見と的確な浸潤状況の把握とともに、感染した野生イノシシの死体を処理することが重要です。 このような状況から、令和6(2024)年3月に「野生いのししにおけるアフリカ豚熱の浸潤状況の的確な把握と感染拡大防止のための基本方針」を策定し、ASFが我が国に侵入した初期段階における防疫措置について公表するとともに、都府県における野生イノシシにおける死体処理等の防疫演習を推進しました。 海外からの越境性動物疾病の国内侵入を防ぐために、空港や海港において入国者の靴底消毒・車両消毒、旅客への注意喚起、検疫探知犬を活用した手荷物検査といった水際対策を徹底して実施しており、併せて関係団体等を通じ、ゴルフ場等における利用者のゴルフ用品の洗浄・消毒の実施を要請しています。 また、越境性動物疾病には、国際的な協力が不可欠であるとの共通認識の下、G7の枠組み等も活用し、国際機関、獣医当局間及び研究機関間で連携した活動を行っています。さらに、越境性動物疾病が継続的に発生している近隣諸国・地域との連携を強化し、疾病情報の共有、防疫対策等の向上、診断法の開発を強力に推進することにより、アジア諸国・地域における疾病の発生拡大を防止し、我が国への侵入リスクの低減を図っています。 (事例) アフリカ豚熱侵入時に備えた演習を実施(栃木県) (1) アフリカ豚熱侵入時に備えた演習を実施 栃木県は、全国有数の畜産県で、令和5(2023)年の豚の飼養頭数は約30万頭となっています。近年、我が国へのASF侵入リスクが高まっていることから、野生イノシシにおいてASFが確認された際の防疫対応と防疫措置について、体制整備を兼ねた演習を行いました。 令和5(2023)年9月に行われた机上演習では、農林水産省や近隣都府県、市町の担当者に加え、獣医師会、猟友会等の関係団体から約220人が参加し、県内の防疫体制及び初動対応のタイムライン・防疫措置の内容等を確認、共有しました。 また、同年10月には、野生イノシシの散逸防止及び死体との接触防止を目的とする電気柵の設置についての実施演習が那須塩原市で行われ、農林水産省や同県の担当者等の約40人が参加しました。 (2) 感染性動物疾病への対策を強化 ASFに感染した野生イノシシを発見した場合、発見地点の周囲を柵で囲うなどの初期の封じ込め措置が重要です。同県では、令和6(2024)年4月に飼養衛生管理指導等計画を更新し、ASFを始めとする感染性動物疾病への対策強化に取り組んでいます。 海外からの旅行者の皆様へ アフリカ豚熱ウイルスの侵入防止にご協力を御願いします。 1 肉を含む食品は、野外で絶対に捨てないでください! 2 靴の土は落としてから外出しましょう。 3 家畜がいる施設に近寄らないようにしましょう。 4 野生イノシシの死骸・柵がある地点に近寄らないようにしましょう。 5 消毒ポイントでは指示に従ってください。 農林水産省 消費・安全局 動物衛生課 ASF侵入防止ポスター 栃木県 電気柵の設置演習 206