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A.2023年の2023年日野基本射撃場発砲事案の殉職隊員数は2名。
防衛省が公表した2023年の日野基本射撃場発砲事案における殉職隊員数は2名です。この数値は、同射撃場で発生した発砲事案によって犠牲となった自衛隊員の人数を示しています。
出典: 防衛省『令和6年版 防衛白書(前編)』2024年7月公表
2023年日野基本射撃場発砲事案の殉職隊員数
2名
日野基本射撃場発砲事案における殉職隊員数
各種訓練環境の整備や安全管理 第2節 3 航空自衛隊 現在、わが国周辺の訓練空域の多くは、広さが十分でないため、一部の訓練では、航空機の性能や特性を十分 に発揮できないこともある。また、基地によっては訓練 空域との往復に長時間 を要する。さらに、飛行場の運用 にあたっては、航空機の騒音に関連して早朝や夜間の飛 行訓練について十分配慮した訓練を行うことが必要であ る。 このため、例えば、硫黄島の訓練空域では、逐次、部隊 から航空機を派遣し、本土では十分に実施できない訓練 などを中心に集中的な訓練を行うなど、計画的・効率的 な訓練に努めている。また、在日米軍の射撃場等の共同 使用などにより、実弾の射撃訓練を行っている。 このほか、高射部隊による米国でのペトリオット実射 訓練など、国外の訓練環境の活用にも努めている。 参照 資料58(多国間共同訓練への参加など(2020年度 以降))、資料72(演習場一覧) 2 安全管理への取組 防衛省・自衛隊は、日頃の訓練にあたって安全確保に 最大限留意するなど、平素から安全管理に一丸となって 取り組んでいる。 2023年4月、陸自高遊原分屯地(熊本県)所属のUH- 60JA多用途ヘリコプター1機が、航空偵察中に沖縄県宮 古島北北西の洋上において墜落し、隊員10名が殉職し た。2024年3月、2基のエンジンを搭載する当該事故機 において、第2エンジンの出力が緩やかに低下し、出力 を喪失したのに引き続き、第1エンジンの出力も低下す るという、これまでに報告事例がない事象が生じし、高 度保持が困難となり、墜落したとの事故調査結果を公表 した。再発防止策として、両エンジンの出力低下要因に ついて、より詳細な点検・検査を実施することや、同事 象に対する対処要領の教育などの再発防止策を徹底し、 飛行の安全を確保していくこととしている。 また、2023年11月に屋久島沖合にて発生した米空軍 CV-22(オスプレイ)の墜落事故を受け、防衛省は、米 側にたいし、国内に配備されたオスプレイについて、捜索 救助活動を行う機体をのぞき、飛行にかかる安全が確認さ れてから飛行を行うよう要請するとともに、事故の状況 や原因などについて早期の情報提供を求めた。陸自 V-22(オスプレイ)については、当該事故の状況が明ら かになるまで、当面の間、その飛行を見合わせた。国内 に配備された米空軍オスプレイは、同年12月1日以降、 飛行を行っておらず、同月7日、米軍は、オスプレイを 保有するすべての軍種において、オスプレイの運用を停 止した。2024年3月8日、米軍は、オスプレイの運用停 止措置を解除する旨発表したが、米側からは、事故の状 況や原因、安全対策について極めて詳細な情報提供を受 けており、当該事故に関する米軍の原因分析や安全対策 は、防衛省・自衛隊の専門的見地や、オスプレイを実際 に保有し、運用している立場からも、合理的であると主 体的に評価しており、陸自オスプレイを含め、安全に運 用を再開することができるとの判断に至っている。また、 同月14日以降、国内の日米オスプレイについて、必要な 安全対策を講じた上で安全が確認されたことから、順次 飛行を再開することを日米間で確認した。オスプレイの 運用再開にあたっては、飛行の安全確保が最優先である ことを日米間のあらゆるレベルで確認しており、引き続 き、日米で協力し、安全確保に万全を期していく。 さらに、2024年1月に東京国際空港で発生した日本 航空機と海上保安庁機の衝突事故を踏まえ、防衛省・自 衛隊は、国土交通省と緊急に連携して、同様の事故の防 止に向けた必要な取組を進めていくこととしている。 2024年4月には、海自SH-60K哨戒ヘリコプター2機 が、夜間の対潜戦訓練中、伊豆諸島鳥島島東の洋上におい て墜落する事故が発生した。搭乗していた隊員および機 体の捜索を行うとともに、事故の調査を行う。 そのほか、2023年6月、日野基本射撃場(岐阜県)にお )、に おいて、新隊員教育における実弾射撃訓練中、自衛官候 補生1名が3名の隊員に向け発砲、2名が殉職する事案 が生じた。今回の事案は、武器を扱う組織として決し てあってはならないものであり、引き続き、防衛省・自 衛隊として、隊員の教育や射撃手順の見直しなどを含む 安全管理の徹底、再発防止に全力で取り組んでいく。 このように、国民の生命や財産に被害を与え、隊員の 生命を失うことにつながる各種の事故・事案は、絶 対に防がなくはならない。防衛省・自衛隊としては、 これらの事故・事案について徹底的な原因究明を行った 訓練・演習に関する諸施策 第IV部 第3章 日本の防衛 510