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A.2021年の2021年度カーボンリサイクル等技術開発予算は161.5億円。
資源エネルギー庁の2021年度当初予算における、カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発の予算額は161.5億円です。この事業は、二酸化炭素の有効利用や次世代の火力発電技術の開発を推進するための予算です。
出典: 資源エネルギー庁『エネルギー白書2022(全文版)』2022年6月公表
2021年度カーボンリサイクル等技術開発予算
161.5億円
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発の2021年度当初予算
第5章 化石燃料の効率的・安定的な利用のための環境の整備 第1節 安定供給を大前提とした火力発電の着実な取組 2021年10月に閣議決定された「エネルギー基本計画」に基づ き、火力発電については、安定供給を大前提に、2050年カー ボンニュートラル実現を見据えた上で、適切な火力ポート フォリオを構築しながら、次世代化・高効率化を推進しつつ、 非効率な火力のフェードアウトに着実に取り組むとともに、 脱炭素型火力発電への置き換えに向け、アンモニア・水素 等の脱炭素燃料の混焼やCCUS/カーボンリサイクル等の火 力発電からのCO2排出を削減する措置(アペイトメント措置) の促進や、火力運用の効率化・高度化のための技術開発・導 入環境整備の推進に取り組みます。 1. 世界最高水準の発電効率の更なる向上 脱炭素化を見据えた次世代の高効率石炭火力発電技術の技 術開発・実証に取り組みました。具体的には、広島県大崎上 島において、石炭をガス化した上で燃焼させて発電する技術 (IGCC)にCO2分離回収装置を組み合せる実証試験を実施 してきました。今後は、IGCCに燃料電池設備を追設した、CO2 分離回収型IGFCの実証試験を実施します。また、IGCC、IGFC から回収するCO2を活用して、バイオジェット燃料やCO2吸 収型コンクリートの用途拡大や、CO2と水素からメタネ ーションを合成するメタネーションの低コスト化に向けた技術開発 を行いました。さらに、広島県大崎上島において、カーボン リサイクル技術の実証研究拠点整備に取り組みました。 〈具体的な主要施策〉 (1)カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発【2021年 度当初:161.5億円】 火力発電から排出されるCO2を抜本的に削減するため、燃 焼時にCO2を排出しない燃料アンモニアの混焼試験やCO2分 離回収型IGFCの実証試験を実施しています。また、回収し たCO2をメタ ンやコンクリート、化学製品原料、液体燃料等 に再利用するカーボンリサイクル技術に関し、低コスト化や 低エネルギー化するための技術開発を実施しました。特に CO2吸収型コンクリートの用途拡大や、CO2と水素からメタ ネーションを合成するメタネーションの低コスト化に向けた技術開発 を行いました。さらに、広島県大崎上島において、カーボン リサイクル技術の実証研究拠点整備に取り組みました。 200 (2)カーボンリサイクル・火力発電の脱炭素化技術等国際協 力事業(2021年度当初:6.8億円) 日本のカーボンリサイクル及び先進的な火力発電技術等に 関心を有する国に対し、相手国政府や電力事業関係者との間 で、オンラインも活用したセミナー、人材育成等を通じ、脱 炭素化に貢献するような先進的な技術の導入のための環境整 備を行いました。2021年10月には、「第3回カーボンリサイク ル産学官国際会議2021」を開催し、各国の産学官による講演・ パネルディスカッションを通じて、先進的な技術事例や具体 的な取組を共有し、今後の方向性を発信しました。また、国 際連携を強化しつつ、オープンイノベーションを加速するこ とを確認しました。 (3)石炭火力発電の輸出支援方針の改訂 2021年6月のG7コーンウォール・サミットにおける首脳コ ミュニケの内容等を踏まえて、同月に「インフラシステム海 外展開戦略2025」を改訂し、排出削減対策が講じられていな い石炭火力発電への政府による新規の国際的な直接支援を 2021年末で終了しました。相手国のエネルギー政策や気候変 動政策に関与を深めることで、脱炭素社会を実現という基本方 針を踏まえて取組を進め、脱炭素社会の実現をリードしてい きます。 2. 火力発電の環境負荷の低減に向けた取組 2015年7月に、主要な事業者が参加する電力業界の自主 的枠組み及び低炭素社会実行計画(当時の国のエネルギーミックス及びCO2削減目標とも整合する二酸化炭素排出係 数0.37kg-CO2/kWh程度を目標としている)が発表され、また、 2016年2月には、電気事業低炭素社会協議会が発足し、個社 の削減計画を策定し、業界全体を含めてPDCAを行う等の仕 組みやルールが発表されました。 そして、この自主的枠組みの目標達成に向けた取組を促す ため、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(昭和54年 法律第49号)」(以下「省エネ法」という。)・「エネルギー供給事 業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原 料の有効な利用の促進に関する法律(平成21年法律第72号)」 (以下「高度化法」という。)に基づく政策的な対応を行うことに より、電力自由化の下で、電力業界全体の取組の実効性を確 保していくこととしていま...