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A.2020年の2020年の日本向けLNG輸入価格(CIF)は1.99ドル/MBTU。
資源エネルギー庁が公表する2020年の日本向けLNG輸入価格(CIF)は、1.99ドル/MBTUです。この数値は、2020年における日本への液化天然ガス輸入時のCIF価格を示しています。
出典: 資源エネルギー庁『エネルギー白書2022(全文版)』2022年6月公表
第2部 エネルギー動向 第2章 国際エネルギー動向 【第222-1-24】主要価格指標の推移 (1991年-2020年) 米ドル/MBTU 日本・CIF 米Henry Hub 英NBP 16.33 12.55 8.79 7.81 6.94 4.35 4.69 3.42 2.46 1.99 1.58 3.05 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 (年) 資料: BP「Statistical Review of World Energy 2021」を基に作成 カーゴが出荷されました。 (オ) 価格の動向 日本向けの天然ガス (LNG) 価格 (CIF) は、1990年代には、3-4ドル/MBTU (百万BTU) で推移しました。2000-2005年は4-6ドル/MBTUで推移しました。その後は原油価格に連動して上昇し、2014年半ばまで高値が続きました。2014年時点では、日本向けのLNG平均価格 (CIF) は16.33ドル/MBTUと なっており、米国国内の天然ガス価格4.35ドル/MBTU (Henry Hubスポット価格) や英国国内の天然ガス価格8.25ドル/MBTU と比べて割高でした (第222-1-24)。これは、アジア市場の需 給がひっ迫していたこと、流動性が低かったこと、日本向け のLNG価格が原油価格の水準を参照して決められるものが多 く、原油価格の影響を大きく受けたためです。しかし、原油価格低下及びLNG需給緩和によって、2015年に入ってからは日本と欧米の価格差は縮小しています。そうした中、2022年 2月のロシアによるウクライナに侵略により、英国国内の天然 ガス価格は3月上旬に約70ドル/MBTUまで急騰しました。その後の30ドル台まで下落しました。地政学的な緊張の中でガス価格は不安定な状態が続いています。一方、日本向けの天然 ガス (LNG) 価格は原油価格連動型の長期契約が7-8割を占 めることから、欧州のような急激な変動はないものの、原油価 格が高い状態が続いており、2022年2-3月の日本向けのLNG 平均価格 (CIF) は14-15ドル/MBTUと2014年以来の高値水準を 記録しています。 なお、2020年のLNGのスポット及び短期取引の世界のLNG 取引全体に占める割合は40%との報告があります (第222-1- 25)。 ②LPガス (ア) 生産の動向 2020年の世界のLPガス生産量は約3,29億トンでした。2010 年から2019年までLPガスの生産量は増加を続け、年平均伸び 率は3.5%でした。しかし、2020年は新型コロナウイルス感 染症の影響によるLPガス消費量の減少から生産量は前年比 【第222-1-25】 世界のLNG取引全体に占めるスポット及び短期 取引の割合 (2020年) スポット及び短期取引 それ以外の取引 142.5 (40%) 213.6 (60%) (単位:100万トン) (注)スポット取引は1年未満の取引、短期取引は契約期間が4年未満 の取引を指す。 資料: GIGNL「The LNG Industry GIGNL Annual Report 2021」を基に 作成 【第222-1-26】 世界のLPガス地域別生産量 (100万トン) 400 350 300 250 200 150 100 50 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 (年) アジア大洋州 アフリカ 中東 欧州・ロシア・その他旧ソ連邦諸国 北米 資料: Argus Media Group「Statistical Review of Global LPG 2021」を基に 作成 1.4%減少しました。2020年の生産量のうち、ガス田及び油田 の随伴ガスから約64%、製油所から約36%が生産されました。 地域別にを見ると、2020年は北米地域が31.0%と前年に引き 続き最大のシェアを占めており、シェールガス由来のLP ガス生産量が増えています。続いてアジア大洋州地域が 24.9%、中東地域が20.2%の順となっています (第222-1-26)。 (イ) 消費の動向 2020年の世界のLPガス消費量は約3.17億トンでした。2010 年から2019年までLPガスの消費量は増加を続け、この間の年平 均の伸び率は3.2%でした。しかし、2020年は新型コロナウイル ス感染症の影響でLPガス消費量は前年比2.5%のマイナスとなりました。 地域別に見ると、最大消費地域であるアジア大洋州地域は 2010年の35.1%から、2020年には46.0%とシェアが増加しまし た (第222-1-27)。 ...