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A.2024年の派遣海賊対処行動水上部隊の同行海上保安官数は8名。
防衛省の2024年のデータによると、派遣海賊対処行動水上部隊に同行する海上保安官の数は8名です。この数値は、同部隊に同行して海賊対処行動に従事する海上保安庁職員の人数を示しています。
出典: 防衛省『令和7年版 防衛白書(前編)』2025年7月公表
第1節 わが国に対する侵攻への対応など イ わが国の取組 2009年、ソマリア沖・アデン湾においてわが国の関係船舶を海賊行為から防護するために海上警備行動が発令され、護衛艦19とP-3C哨戒機20を派遣して直接護衛などを開始した。さらに、同年、海賊対処法21が施行され、全ての国の船舶を海賊行為から防護できるようになったほか、民間船舶に接近するなどの海賊行為を行っている船舶の進行を停止するため、他の手段がない場合、合理的に必要な限度において武器の使用が可能となった。 防衛省・自衛隊は、海賊対処部隊として派遣海賊対処行動水上部隊、派遣海賊対処行動航空隊、派遣海賊対処行動支援隊を派遣し、現地において活動している。 派遣海賊対処行動水上部隊は、護衛艦により、アデン湾を往復しながら民間船舶を直接護衛するエスコート方式と、状況に応じて割り当てられたアデン湾内の特定の区域で警戒にあたるゾーンディフェンス方式により、航行する船舶の安全確保に努めている。護衛艦には海上保安官も同乗22している。 派遣海賊対処行動航空隊は、P-3C哨戒機により、第151連合任務群司令部との調整で決定した飛行区域において警戒監視を行っている。不審な船舶を確認した際は、海自護衛艦や他国艦艇、民間船舶に情報を提示し、求めがあればただちに周囲の安全を確認するなどの対応をとっている。また、収集した情報は、常時、関係機関などと共有され、海賊行為の抑止や海賊船と疑われる船舶の武装解除といった成果に大きく寄与している。 派遣海賊対処行動支援隊は、派遣海賊対処行動航空隊を効率的かつ効果的に運用するために整備された、ジブチ共和国における自衛隊の活動拠点(ジブチ国際空港北西地区)において、警備や拠点の維持管理などを行っている。 また、これらの部隊を支援するため、必要に応じ空輸隊などを組織し、空白の輸送機により物資などを輸送している。 なお、海賊対処のために運営されているジブチの自衛隊活動拠点については、国家安全保障戦略などにおいて、ジブチ政府の理解を得つつ、在外邦人等の保護にあたっても活用していくこととされた。2023年には、「中東・アフリカ地域における在外邦人等の安全確保等に関する政府の取組について」が閣議決定され、現地の海賊対処部隊には、装備品などの集積・管理など、在外邦人等の保護措置および輸送の可能性を見据えた臨時の態勢整備の任務が新たに追加された。 参照 Ⅱ部5章3項3(海賊対処行動)、3節8項(在外邦人等の保護措置および輸送への対応)、資料10(自衛隊の主な行動の要件(国会承認含む)と武器使用権限など) アデン湾において船舶を護衛する自衛護衛艦(奥) 資料:海賊対処への取組 URL:https://www.mod.go.jp/js/activity/overseas.html 動画:海賊から船舶を守れ URL:https://www.youtube.com/watch?v=9-VlPG_jsMc 動画:ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動 URL:https://www.youtube.com/watch?v=0GvdTkufJwU&feature=youtu.be 19 2016年12月以降、2隻から1隻に変更。 20 2023年12月以降、2機から1機に変更。 21 海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律 22 海自護衛艦に海上保安官8名が同乗し、必要に応じて海賊の逮捕、取調べなどの司法警察活動を行っている。 261 令和7年版 防衛白書