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A.2024年の主食用米の需要量の年間減少量は10万t程度。
出典: 農林水産省『令和6年度 食料・農業・農村白書(全体版)』2025年5月公表
第4節 消費者の需要に即した農業生産の推進と農業経営の安定 このため、農地の集積・集約化と規模拡大が進まず、生産者の減少・高齢化等により栽培面積が減少し生産基盤が脆弱化しており、国内外の需要に応えきれていない状況にあります。 果樹の生産拡大に向けて、農林水産省は、地域計画を活用した園地の集積・集約化や基盤整備、省力樹形等の導入、スマート農業技術・省力化品種の開発・導入による労働生産性の向上とともに、担い手や労働力の確保に向けた取組等を通じ、果樹農業の生産基盤の強化を推進しています。さらに、令和6(2024)年度より、スマート農業技術等の導入を前提とした樹園地の環境整備や流通事業者等との連携による、生産性を飛躍的に向上させるための産地構造の転換に向けた実証等の取組を新たに支援しています。 図表2-4-7 品目別の果実産出額 うめ 234億円(2.4%) その他 910億円(9.5%) ぶどう 2,068億円(21.6%) みかん 1,733億円(18.1%) りんご 1,730億円(18.0%) 日本なし 716億円(7.5%) もも 673億円(6.1%) その他のかんきつ 586億円(6.1%) おうとう 476億円(5.0%) かき 464億円(4.8%) 果実産出額 9,590億円(100%) 資料:農林水産省「令和5年生産農業所得統計」を基に作成 注:1)令和5(2023)年の数値 2)都道府県別の品目別果実産出額の合計値 3)「その他のかんきつ」は、しらぬい(デコポン)、ゆず、ブンタン、ポンカン、なつみかん、いよかん、はっさく、日向夏、清見、カボス、きんかん、すだち、たんかん、ネーブルオレンジ、セミノールの産出額の合計値 (4) 米政策の着実な推進 (米の需要に応じた生産を推進) 米については、米価が上昇すると生産減が進まず、その結果として在庫量が増加して価格が下がり、生産量が減少するというサイクルを繰り返しつつ、中長期的には生産量も需要量に合わせて減少しています。 主食用米の需要量が年間10万t程度減少する中、米の生産においても、主食用だけでなく、麦や大豆、加工・業務用野菜といった需要のある作物への転換を進めていく必要があります。 また、需要のウェイトが高まっている業務用向けのほか、新たな需要としての米粉・新市場開拓用米等の需要にきめ細かく対応した米生産を進める必要があります。 このため、農林水産省では、水田活用の直接支払交付金等による作付転換への支援のほか、実需者との結び付きの下、新市場開拓用米、加工用米、米粉用米の低コスト生産等に取り組む生産者の支援を実施しています。 (米の事前契約を推進) 主食用米の需要量が減少している中、消費者・実需者が求める様々な需要に対応するとともに米の安定供給を図るためには、豊凶変動や価格変動リスクに対応しつつ、生産者が事前に販売先や販売数量等を見通すことが可能となる事前契約の拡大を図っていくことが重要です。 事前契約のうち、主食用米の播種前契約(複数年契約を含む。)の比率は、令和6(2024)年産は31%となっていますが、需要に応じた生産・販売の推進を通じて農業経営の安定化等を図るためには、各産地において安定取引のための取組を更に推進していく必要があります(図表2-4-8)。 142