我が国のエコロジカル・フットプリントはバイオキャパシティを上回り、資源輸入に依存。循環型経済構築が不可欠。
タグ: 環境基本計画, 気候変動, 食料安全保障, エネルギー自給率, エコロジカル・フットプリント, 循環型経済
第1章 第六次環境基本計画が目指すもの 持続可能な社会の実現に向けた課題(経済、社会、環境) ② エネルギー、資源、食料の生産・調達・運搬は外交・安全保障上の重要な課題であるとともに、環境問題と深く 関わっており、気候変動が人類の存在そのものに関わる安全保障上の問題であるとの認識、いわゆる「気候安 全保障」の認識が浸透。 新型コロナウイルス感染症の世界的大流行、ロシアによるウクライナ侵略等、歴史的な転換期とも言えるような状況を迎える中で、 国際的なエネルギー・資源・食料価格の上昇、供給の途絶、混乱への懸念といった世界の安定に影響を及ぼすリスクが増大。 我が国においては、エネルギー自給率は約13%、カロリーベースの食料自給率は約38%と、依然としてエネルギー・資源・食 料の多くを海外に依存。 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書統合報告書は、「気候変動は、食料安全保障を低下させると ともに水の安全保障に影響を与え、持続可能な開発目標を達成するための取組を妨げている」としている。 我が国のエコロジカル・フットプリントは、国内のバイ オキャパシティと比べて大きいことが特徴。国内で 消費する資源の多くを海外からの輸入に依存。 海外の生態系サービスにも影響を与えていることを 意味する。 今後、再生可能エネルギーやデジタル等この百数 十年で生まれた様々なイノベーションを活用し て、再び地上資源を基調とした新たな循環型の 経済社会システム の構築が不可欠。 人間活動が地球環境に与える影響を示す指標の一つ である「エコロジカル・フットプリント」では、1970年代前 半に生態系サービスの供給量(バイオキャパシティ)を 超え、2022年時点で地球2.7個分に相当。 日本人一人当たりのエコロジカル・フットプリントとバイオキャパシティの推移 (gha) 6 5 4 3 2 1 0 1961 1963 1965 1967 1969 1971 1973 1975 1977 1979 1981 1983 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 2011 2013 2015 2017 2019 2021 (年度) カーボン・フットプリント 耕作地 牧草地 森林地 漁場 生産能力超土地 日本人一人当たりのバイオキャパシティ 資料: グローバル・フットプリント・ネットワークより環境省作成 6